ISBLANK関数(条件を満たさない場合に空白表示)

ISBLANK関数で隣のセルが空白なら何も表示しない

隣のセルが空白で何も入力されていない未入力の状態ならば、何も表示してほしくない時が多々あります。
そのような時に使えるのが、ISBLANK関数です。

隣のセルが未入力の場合何も表示しない

合否判定の式をIFを関数で入れると

よくある例だが、テストの結果を判定する場合に、合否判定の式をIFを関数を利用して入力した場合、未入力で空欄の時も、結果が表示されてしまいます。
D2セルに、入力されている式は、
=IF(C2>=60,”合格”,”不合格”)
この不合格を表示せず、隣のセルが空欄なら空欄のままにしたい時に、使うのが
ISBLANK関数です。
ISBLANK関数は、テストの対象が空白セルを参照する時TRUEを返します。

書式
=ISBLANK(テストの対象)

先ほどのD2セルに入力された式に、ISBLANK関数をネストします。
=IF(C2>=60,”合格”,”不合格”) に
ISBLANK(C2) を入れます。
すると、空白で点数が入力されていないセルの隣は、不合格と表示されません。

IF関数を2回使うIF関数の入れ子

同じことをIF関数だけですることもできます。

=IF(C2=””,””,IF(C4>=60,”合格”,”不合格”))

COUNTA関数を使った場合

COUNTA関数を使って、同様に、隣のセルが空白なら表示しないこともができます。
=IF(COUNTA(C4)=0,””,IF(C4>=60,”合格”,”不合格”))

未入力で空欄なら、計算結果を表示しない。

売上表などでも、IF関数とISBLANK関数の組み合わせを利用することができます。
以下の表では、売上が未入力でも前月比欄が表示されています。
数値が確定していない場合は、 未入力にしたい
というケースがあるかと思います。
そのような時は、
セルが空欄なら、空欄で、それ以外は、当月/前月 という式に変えてやりましょう。
=IF(ISBLANK(C4),””,C4/B4)