運用:リスティング広告の広告文の作り方
本記事で学ぶ内容
・Google AdWordsとYahoo!プロモーション広告の文字数制限を理解できる。
・広告文作成の考え方について理解できる。
・どういう広告がクリックされやすいのか理解できる。
Google AdWordsとYahoo!プロモーション広告で、広告文を作成するとき、タイトルと説明文が必要です。そのとき、それぞれの文字数制限をしっかりと理解し、機能を使うことがとても大切です。
そして、ユーザーの気持ちになって、どういうアピールをしたらよいのか、競合はどう訴求しているのか、などを考慮して、効果的な広告文を考えましょう。
本記事では、実際の作成の前の考え方について解説します。
文字数制限に注意しよう
Google AdWordsとYahoo!プロモーション広告とで、広告文に表示されます文字数に違いがあります。以下のような制限があり、そもそもこれを意識したキャッチコピーづくりが必要です。
<Google AdWords>
タイトル:半角25文字(全角12文字)まで
広告文:最大35文字まで
<Yahoo!プロモーション広告>
タイトル:全角15文字まで
広告文:最大38文字(1段目19文字・2段目19文字)まで
タイトルと説明文で注意すること
広告文を考えるときに、誹謗中傷や上品さをかく表現などを慎むことはもちろんですが、以下のことにも注意して文章を考えましょう。
ホームページとの整合性はとれているか
ホームページでアピールしたいサービス内容とあまりにもかけ離れていますと、審査に合格できなかったり、審査を通過したとしても表示されなかったりと、良いことはありません。
また、仮に表示されたとしても、ユーザーの検索ニーズとマッチしないため成果はあまり期待できないでしょう。そして、そのようなホームページが増えてしまいますと、インターネット自体の評価を下げることにもなりますので、検索エンジン側は、厳格な審査基準を設けているのです。
キーワードはグループ内で重複していないか
広告作成時に、いくつかのグループに分けて広告文を出稿できます。そのとき、同一グループ内で1つのキーワードを複数回設定することはできませんので注意しましょう。
広告文に設定キーワードは入っているか
これは必須ではありませんが、クリック率を上げる効果があることが知られています。
ユーザーが検索したキーワードや、それに近いものを見つけやすいと言われています。そこで、タイトルもしくは広告文に挿入することが多くのクリックを期待できます。
そこでおすすめなのがキーワード挿入機能です。次の図のように、出稿する広告文に{keyword:代替文字}と設定し、文字数をこえない範囲で、そのキーワードを挿入して表示します(文字数をこえた場合は代替文字に設定した単語が挿入)。
※代替文字は、広告文に含めたい単語を設定します。
すると、ユーザーが検索した際に、検索したキーワードが広告文に含まれた内容となっており、かつ太字で強調されますので注目してもらえます。うまく使って集客を増やしましょう。
競合他社もチェックしましょう
ターゲットとするキーワードで、Google、Yahoo!ともに検索をしましょう。そこで競合の広告が表示されるようであれば、それらの文章やアピールしていることをリサーチし、よりユーザーに刺さるような文言を考えましょう。
ユーザーの気持ちになって、検索をし、どういう課題解決を提案してくれる広告が刺さるのか。ユーザー目線で考え、誰に何を売るべきかをしっかり考えて、広告文を作りこみましょう。
まとめ
リスティング広告では、機能理解とユーザー理解が不可欠です。そのとき、まずはユーザー目線で考える習慣をつけることが大切で、誰に何を売りたいのかをしっかり考えましょう。そのうえで、それぞれの広告ツールの文字数制限や機能なども活用し、より効果を挙げられるように作りこんでいけば良いのです。
ここがポイント!
・広告文の文字数制限に気をつけよう
・ユーザーの立場にたって広告文とホームページとでギャップが内容にしよう。
・ユーザー目線で競合と比較してアピールする内容を考えよう