運用:Yahooリスティング広告の入札設定を使いこなそう
本記事で学ぶ内容
・Yahoo!プロモーション広告の入札設定の方法を理解できる。
・入札設定のコツについて理解できる。
リスティング広告において、広告効果を最大化するためには、入札単価のコントロールが欠かせません。予算にメリハリをつけ、どのキーワードが効果的なのかを把握し、キャンペーンを育てる必要があるからです。
本記事では、Yahoo!プロモーション広告における入札設定の方法とポイントを解説します。
Yahoo!プロモーション広告の入札設定とは
リスティング広告に設定しましたキーワードを広告枠に表示させるには、予算を決めなくてはなりません。
広告枠の表示料金は、自分も含めた多くの広告主からの入札によって決まります(表示位置については広告の品質も加味され一概には予算をかければ表示されるというものではありません)。つまり、広告枠で、表示させたい広告主が多ければ、どんどん値段が上がっていくことになります。
そのため、入札設定の適正な価格というのはつねに変わります。ですから、キーワードや広告グループごとに、いくらまでなら払ってよいのかをつねに調整することが重要です。そして、その最適化が運用そのものともいえます。
入札調整の方法
1.「キャンペーン管理」タブをクリックし、予算を変更します。
2.予算と掲載条件の「編集」をクリックします。自動入札にするのか手動にするのかなど検討します。
3.スマートフォンに対して、表示の調整をします。クリック単価に対して-100~300%の間で調整ができます。引き下げ率を100%に設定しますと、スマートフォンにはまったく広告表示されなくなります。
また、引き上げ率とした場合には、100円の単価が100%ですと200円、200%ですと300円となり、増額調整であることに気をつけましょう。
4.調整後、「編集内容を保存」をクリックします。
入札価格調整の考え方
前述の方法では、キャンペーンでの価格調整について解説しましたが、キーワードごとにもクリック単価を調整可能です。出稿しているキーワードが多くなればなるほど、その管理は煩雑になりますが、一方で管理しなければ、効果の上がっていない広告を放置するということにもなりかねません。丁寧に、コストを定期的チェックし、見直しをしましょう。
クリック単価調整の考え方として、成果があがっているかどうかで見ていく、というものがあります。
たとえば、コストはかかっているが成果が出ていないもの(コンバージョン達成していないもの)、成果に対する費用(1コンバージョンあたりにかかった費用)が高いもの、などからチェックしていくと良いでしょう。
もちろん、それらは一時的なものかもしれません。また、コストが予算や想定範囲内であれば様子見でいいかもしれません。いずれにせよ、複数の成果軸で入札価格を吟味し、知見をためていくようにしましょう。
まとめ
Yahoo!プロモーション広告では、入札設定はタブからすぐに設定が可能です。一方で、設定後はその成果をチェックするなど、試行錯誤が不可欠です。
入札設定には、キャンペーンごとキーワードごと、それぞれありますので、まずは操作をマスターし、それぞれの調整を試行錯誤しながら身につけましょう。
ここがポイント!
・価格調整はキャンペーンやキーワードごとに可能。
・スマートフォンなどのデバイスの偏りなども調整可能。
・いっぽうで成果を見ながら試行錯誤する、という考えかたが重要。