無駄なクリックを減らすために除外キーワードの設定をしよう

露出機会が増やしたいいっぽうで、あまり興味のない人に表示され、予算消化が早まってしまいかねません。そこで、除外キーワードといって、表示させないキーワードを設定するテクニックがあります。

本記事で学ぶ内容

・除外キーワードとは何か理解できる。
・除外キーワードの設定方法がわかる。

広告を出稿するのであれば、購入する意欲の高いユーザーに広告の表示回数を増やすことが理想的です。
なぜなら、購入する意欲の高いユーザーにだけ広告が表示できれば費用対効果も良く、効率的に成約に結び付けられるからです。

そのため、実際の運用において、複数のキーワードやビッグワードを部分一致で表示されるよう運用する場合もあります。しかし、それでも、購入する意欲のないユーザーに広告が表示・クリックされてしまい、予算を無駄に消化してしまう可能性があります。そこで、除外キーワード設定を行い、購入する意欲のないユーザーには広告を表示させないテクニックがあります。

本記事では除外キーワード設定についてご紹介します。

除外キーワードとは

リスティング広告に、たとえば次のように入稿したとします。

入稿キーワード「紅茶 ギフト」

この場合、「紅茶 ギフト 入れ方」という検索をしたユーザーにも表示されます。しかし、仮設として「紅茶を購入したい」と考えるユーザーが「紅茶 ギフト 入れ方」と検索するとは考えにくいです。
なぜなら、「紅茶 ギフト 入れ方」と検索するユーザーは、紅茶の入れ方を調べているだけで、紅茶を買ってくれるユーザーであるとは見込めないからです。(紅茶をすでに持っていると考えられますので)。

そのため、このような見込みの少ない露出を減らし予算を上手く利用することも考えると、「このキーワードが含まれていたら表示させない」といった除外キーワード設定が重要となります。

除外キーワードの設定方法

Yahoo!プロモーション広告の場合

1.Yahoo!プロモーション広告にログインし、「スポンサードサーチ」をクリックします。
2.「ツール」をクリックし、「対象外キーワード」を選びます。

3.「対象外キーワードを追加」をクリックします。
4.キーワードを除外したいキャンペーン、広告グループを選び、除外キーワードを列挙します。
5.「追加」をクリックして、完了です。これで、そのキーワードを含むときには、広告が表示されなくなります。

Google AdWordsの場合

1.Google AdWordsにログインします。
2.キャンペーン画面に移動し、「キーワード」をクリックします。
3.キーワードリストの表の最下部に、「除外キーワード」という[+]マークがありますので、それをクリックします。
4.「追加」をクリックし、除外キーワードを入力します。

5.「追加」をクリックし、保存します。これで意図しない広告の表示を防げます。

除外キーワード設定のポイント

除外するキーワードを選ぶ際は、リスティング広告の管理画面やGoogleアナリティクスなどで、キーワードの成果(コンバージョン率など)などを見て検討しましょう。例えば、アクセス数の多いキーワードだが、成約に至っていない、直帰率が高いキーワードなどが、主な対象となります。

また、あまりたくさんの除外キーワードを設定しますと、管理が煩雑になるため、初めはキャンペーン単位で除外キーワードを管理していくと良いでしょう。

まとめ

除外キーワードを設定しますと、意図しない広告の表示を抑制できます。Yahoo!プロモーション広告やGoogle AdWordsには、そのような設定がありますので、気づいた段階でどんどんと設定し、広告を「育てる」ようにしましょう。

一方で、あまり神経質になりすぎるのもいけませんので、キャンペーン単位など管理しやすい方法で、追加していくと良いでしょう。

ここがポイント!

・効果の低いキーワードは除外キーワード設定で抑制できる。
・購入見込みの薄いキーワードを管理画面などから見つける。
・管理が煩雑にならないよう工夫しよう。