文節の並び替え

<ポイント>

順序がバラバラになっている複数の文節を、正しい順序に並び換える問題です。

前後にヒントがある最初と最後の空欄や、修飾している節などに注意して、解きやすいところから入りましょう!(*´∀`*)

  • 前後にヒントがある、最初と最後の空欄はつなげやすい場合が多い!
  • 修飾している節などに注意し、分かりやすい文節からつなげよう!

<問題集>

文中の1~4の空欄にア~エの語句を入れて文を完成させなさい。

一般的に地層は下の層ほど古いが
( 1 )( 2 )( 3 )( 4 )
この法則は使えない。

  1. 傾いていた場合は
  2. 影響によって
  3. 地殻変動の
  4. ほぼ垂直に
  5. A→(1) ウ (2) イ (3) エ (4) ア

    前後にヒントがある、最初と最後の空欄や、修飾している節などに注意し、分かりやすい文節からつなげていく。

    ① ウの「地殻変動の」が修飾しているのはイの「影響」と考えられるので、ウ→イで「地殻変動の影響によって」とつながる。

    ② エの「ほぼ垂直に」が修飾しているのはアの「傾いている」と考えられるので、エ→アで「ほぼ垂直に傾いていた場合は」とつながる。

    ③ 残るは、ウ→イと、エ→アの並び順だが、最後の空欄であるエの後は「この法則は使えない」となっているため、エ→アの「ほぼ垂直に傾いていた場合は」を後に並べる。

    ①~③より、正しい並び順は、ウ→イ→エ→ア。
    正しく並び換えられた本文は下記のようになる。

    一般的に地層は下の層ほど古いが
    (地殻変動の)(影響によって)(ほぼ垂直に)(傾いていた場合は)
    この法則は使えない。

    なお、歳差運動とは、コマが回転する時に首振り運動をするように、地球の自転軸自体が円を描いて回転することである。


文中の1~4の空欄にア~エの語句を入れて文を完成させなさい。

北極星は、21世紀現在
( 1 )( 2 )( 3 )( 4 )
はくちょう座α星(デネブ)となることが予測されている。

  1. 西暦10,200年頃には
  2. こぐま座α星とされているが
  3. 約25,900年の周期で移り変わり
  4. 地球の歳差運動の影響により
A→F(1) イ (2) エ (3) ウ (4) ア

前後にヒントがある、最初と最後の空欄や、修飾している節などに注意し、分かりやすい文節からつなげていく。

① エの「地球の歳差運動(さいさうんどう)の影響により」が修飾しているのはCの「移り変わり」と考えられるので、エ→ウで「地球の歳差運動の影響により約25,900年の周期で移り変わり」とつながる。

② アの「西暦10,200年頃には」が修飾しているのは文の終わりの「はくちょう座α星(デネブ)となる」と考えられるので、アは最後に並べるのが自然である。

③ 残るは、エ→ウの「地球の歳差運動の影響により約25,900年の周期で移り変わり」とイの「こぐま座α星とされているが」のどちらを先頭に並べるかだが、文の始まりの「北極星は、21世紀現在」に続く文としては、イの方が適切である。

①~③より、正しい並び順は、イ→エ→ウ→ア。
正しく並び換えられた本文は下記のようになる。

北極星は、21世紀現在
(こぐま座α星とされているが)(地球の歳差運動の影響により)(約25,900年の周期で移り変わり)(西暦10,200年頃には)
はくちょう座α星(デネブ)となることが予測されている。

なお、歳差運動とは、コマが回転する時に首振り運動をするように、地球の自転軸自体が円を描いて回転することである。