数値を四捨五入する/ROUND,ROUNDUP,ROUNDDOWN関数

●ROUND関数

数値を四捨五入するには、ROUND関数を使用します。四捨五入する桁は引数(桁数)で指定します。たとえば、小数点以下第2位を四捨五入して小数点以下第1位までの数値にするときは、桁数に1を指定します。

※ROUND関数と表示形式で設定する四捨五入との違いは、ROUND関数では数値自体が四捨五入されます。表示形式で四捨五入した場合は、そう見えるだけで、セルに入力されている数値自体は変わりありません。

 

関数の書式 =ROUND(数値,桁数)

数値を四捨五入して指定した桁数にする。引数(桁数)には、四捨五入する桁の1つ上の桁数に指定する。

例:=ROUND(A2,3)  →1234.56789が1234.568になる(小数点以下が3桁となる)

例②: =ROUND(A2,-1) →123456が123460(ROUND関数の桁数に負の数を指定すると、数値の整数部を四捨五入できます。桁数には、1の位を四捨五入するなら-1、100の位を四捨五入するなら-3と入力する)

 

●ROUNDUP、ROUNDDOWN関数

数値を切り上げるにはROUNDUPを、数値を切り捨てるにはROUNDDOWNを使用します

例:ROUNDUP(A2,0) →1234.5が1235になる(切り上げ)

例:ROUNDDOWN(A2,0)→1234.5が1234になる(切り捨て)