逆指値注文

逆指値注文

ここでは、使える注文方法として、逆指値注文を紹介します。逆指値注文とは、指値注文から一歩先に進んだ注文方法です。

どんな部分が一歩進んでいるかというと、通常の指値注文とは逆の発想で、指定した価格より株価が高くなったら「買い」安くなったら「売る」ことができます(参照:逆指値-マネックス証券)。うまく使えば、リスクを最小限に抑えたり、一定の条件で利益を確定することができるようになります。普段の仕事で忙しく、昼間に株価を見ていられないサラリーマンの方には特におすすめの注文方法です。逆指値注文を使った“売り注文”をわかりやすく、図を使って解説します。

<一般的な指値注文の場合>

<逆指値注文の場合>

さて、ここから何が言えるのか?ということですが、逆指値注文をうまく利用することで、指値注文のデメリットを補うことができます。上の例の場合、「90円まで下がったら損切りしよう」とあらかじめ決めていたとします。

●上側の2つの表は、一般的な指値注文の例です。

〔例〕 まず100円で株を買いました。株価が下がった時は90円で損切りしようと決めていたのですが、会社から帰ってきたら、なんと85円まで下がっていました…。あわてて90円で売り注文を出しましたが、90円で買い手がいなければ株を売ることができないので、結局、次の日に85円で売ることになりました。

●下側の2つの表は、逆指値注文の例です(買い注文も売り注文も逆指値注文を使用した場合)。

〔例〕 直近の高値である100円まで上がったら株を買い付けようと決めていました(株価100円で予約)。100円で買った後、損失をあらかじめ限定しておこうという思いから、90円で逆指値注文を出しておきました(90円まで下がったら、自動的に売り注文が出るように予約)。ずるずる株価が下がっていき、終値で85円まで下がってしまいました。しかし、90円での逆指値注文が効いていたので、90円で売ることができ、損失を限定することができました。

(言うまでもないようなことですが、株価が85円に下がらずに120円、130円と上がっていった場合には、売り注文は発動せず、株価上昇分の利益が出ます。)

このように、あらかじめ価格設定をしておけば自動的に取引が成立するので、普段株価の変動を追いかけられない方にとって、強い味方になります!心理に左右されない堅実なトレードができるばかりでなく、証券会社の口座を頻繁に開いたり、株価ボードに張り付いていなくても大丈夫なわけです。ぜひ使いたい機能の一つです。

☆逆指値注文をうまく活用して、投資の幅を広げましょう♪

 

 

ドルコスト平均法

ドルコスト平均法とは、株などを買うときに、定期的に一定金額分を買っていく方法です。毎回、一定金額分を買うことにより、おのずと、高値のときは少ししか買わず、安値のときに多く買うことができます。

たとえば、株価が上記のように動いていくある株を、一定期間(A~D)ごとに一定金額(1万円)分を買った場合、合計購入株は404株で、合計投資金額は39,725円になります。ちなみに、毎回100株ずつ買った場合は、合計購入株は400株で、合計投資金額は40,000円になります。ご覧いただけるように、一定株数ずつ買ったほうよりも、一定金額ずつ買ったほうが、より“少ない”投資金額で、より“多く”の株を買えています

もちろん、AやCのような安値ポイントで一度に買うほうがより多く買えますが、そのような買い方をしていると、逆に、BやDのような高値ポイントで買ってしまうリスクもあります。 私もそうですが、“安値で多くの株を買う”ことはとてもむずかしいので、高値で多くの株を買わない”ことに気をつけることをおすすめします。その手段として、今回ご紹介したドルコスト平均法はとても有効な手法です。

(注意)ただし、最低購入金額が数万円からなる株で、毎回、一定金額分を買おうとすると、そのつど数十万円の資金が必要になってきますので、なかなか現実的ではありません。最低購入金額が500円からの投資信託ではとても有効な手法です。 また、株価が右肩上がりであがり続けていくような場合は、より高値で買っていくことになるので有効ではありません。もちろん、株価が下がり続けていくような場合も有効ではありません(汗”)

ドルコスト平均法は、カブドットコム証券の「プレミアム積立(プチ株)」が便利です!

上記でご説明した通り、ドルコスト平均法は毎月コツコツと一定額投資できる“積立投資”が適しています。カブドットコム証券のプレミアム積立を使うと、毎月500円から自動で積立投資を継続してくれます(対象は約3,000銘柄)。お金が足りなくて断念していた方も、このサービスなら問題なく始められると思います。スマホやタブレットからでも積み立てできますよ♪
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☆ドルコスト平均法は、より少ない投資金額で、より多くの株を買っていく投資法です。