命令によって、図形群が最終的にどのように変化するかを問う問題です。
「前の命令を取り消す」「次の命令を取り消す」「前の図形を消す」「次の図形を消す」の各命令があるかどうかを確認し、あれば先に実施しましょう!(*´∀`*)
次の図を見て下さい。
左の図形群に対して、命令表に記載された命令を上から順番に実施します。この結果として得られる図形群を求めます。
この例では、図形群は下図のように変化します。
【CAB 法則性の解き方のポイント】
- 初めに「前の命令を取り消す」「次の命令を取り消す」「前の図形を消す」「次の図形を消す」の各命令があるかどうかを確認し、あれば先に実施しましょう。 解答時間を大幅に節約できます。・・・例題1
- 解答用紙の余白部分に図形群の途中経過図をメモしましょう。
<基本問題>
練習01
命令表に記載された命令を上から順番に実施する。この結果として得られる図形群は選択肢A~Dのうちのどれか。
- 問題文には「命令表に記載された命令を上から順番に実施する」とあるが、問題を解くときは、必ずしも上から順番に実施する必要はない。
- 初めに、下記の4種類の命令があるかどうかを確認し、あれば先に実施する。
- 「前の命令を取り消す」
- 「次の命令を取り消す」
- 「前の図形を消す」
- 「次の図形を消す」
- 「前の(次の)命令を取り消す」を先に実施すれば、命令1個分の時間を節約できる。
また、「前の(次の)図形を消す」から先に実施すれば、「上下を逆にする」「左右を逆にする」などの命令を無視できる可能性がある。 - ただし、「前の図形を消す」の前に「前の図形と入れ替える」命令が入るときは、消す図形が変わってしまうため、先に実施できない。
この場合だけは、順番通り、上から実施しよう。 - この問題では、最初に上から2番目の「次の命令を取り消す」命令を実施し、2番目と3番目の命令に斜線を引く。
- 残りは、1番目の「左右を逆にする」命令だけなので、左右を逆にした図形を余白にメモしておく。
選択肢の図形群を上から順番に見ていく。
メモと照らし合わせてミス防止しよう!
答えは B。
練習02
命令表に記載された命令を上から順番に実施する。この結果として得られる図形群は選択肢A~Dのうちのどれか。
まず、上から1番目の「次の図形を消す」命令を実施する。
最2番目の図形が消えるため、図形に斜線を引いておく。
次に、2番目と3番目の「前の図形と入れ替える」命令を実施し、矢印を使って、余白に図形の入れ替えをメモしておく。
最後に、上から4番目の「上下を逆にする」命令だが、上下を逆にしても図形は変化しないため、余白に変化なしとメモしておく。
選択肢の図形群を上から順番に見ていく。
メモと照らし合わせてミス防止しよう!
答えは A。
Q1、命令4個
命令表に記載された命令を上から順番に実施する。この結果として得られる図形群は選択肢A~Dのうちのどれか。
(1番目の命令を無視できるので、時間が節約できる!)
次に、上から4番目の「前の図形を消す」命令を実施して、3番目の図形に斜線を引く。
(3番目の「上下を逆にする」命令を無視できるので、時間が節約できる!)
選択肢の図形群を上から順番に見ていく。
メモと照らし合わせてミス防止しよう!
答えは D。
Q2、命令5個
命令表に記載された命令を上から順番に実施する。この結果として得られる図形群は選択肢A~Dのうちのどれか。
まず、上から1番目の「次の命令を取り消す」命令を実施し、最初の2つの命令に斜線を引く。
次に、3番目の「前の図形と入れ替える」命令を実施し、矢印を使って、余白に図形の入れ替えをメモしておく。
さらに、4番目の「左右を逆にする」命令を実施し、左右を逆にした図形を余白にメモしておく。
最後に、上から5番目の「図形の順序を上から1・2・3・4 → 3・4・1・2に入れ替える」命令を実施し、図形群の新しい順番を余白にメモしておく。
選択肢の図形群を上から順番に見ていく。
メモと照らし合わせてミス防止しよう!
答えは A。
Q3、命令5個
命令表に記載された命令を上から順番に実施する。この結果として得られる図形群は選択肢A~Dのうちのどれか。
まず、上から1番目の「次の命令を取り消す」命令を実施し、最初の2つの命令に斜線を引く。
次に、3番目と4番目の「前の図形と入れ替える」命令をそれぞれ実施し、矢印を使って、余白に図形の入れ替えをメモしておく。
最後に、上から5番目の「図形の順序を上から1・2・3・4 → 4・3・2・1に入れ替える」命令を実施し、図形群の新しい順番を余白にメモしておく。
選択肢の図形群を上から順番に見ていく。
メモと照らし合わせてミス防止しよう!
答えは C。