アニメーションについて

■アニメーションの基本

スライド上の図形や画像、グラフなどのオブジェクトや文字にはアニメーション効果を設定し動きを付けることができます。スライドの切り替えに動きを付けることができます。スライドの切り替えに動きを付ける画面切り替え効果と組み合わせて使うとスライドを印象的に演出することができます。オブジェクトや文字に設定できるアニメーション効果には大きく分けて以下のような4種類がありそれぞれに複数の効果が用意されています。一覧の下にあるその他の効果をクリックするとすべての効果が表示されます。

・開始→オブジェクトや文字を表示させる際に設定します。発表者のタイミングに合わせて表示させると効果的です。

・協調→表示されているオブジェクトや文字を強調させて目立たせます。文章やオブジェクトを注目させたいときに使用します。

・終了→表示されているオブジェクトや文字を非表示にします。説明の終了に合わせて設定すると効果的です。

・アニメーションの軌跡→オブジェクトや軌跡に沿って自由に動かします。あらかじめ用意されている軌跡や、自分で描いた軌跡を使ってオブジェクトを動かすことができます。

●アニメーションを設定したい

・文字にアニメーション効果を設定する→①プレースホルダーの枠をクリックするかテキストをドラッグして選択します。②アニメーションタブをクリックしてアニメーションのその他をクリックし目的のアニメーション効果をクリックするとアニメーション効果が設定され番号タグが表示されます。

・オブジェクトにアニメーション効果を設定する→①図形をクリックします。②目的のアニメーション効果をクリックするとアニメーション効果が設定され番号タグが表示されます。

●アニメーションの設定は印刷に影響するのか

印刷には影響しない。アニメーション効果を設定すると番号タグが表示されますが印刷はされません。

●アニメーションの方向を変更したい

①アニメーションタブをクリックして方向を変更したいアニメーションの番号タグをクリックします②効果のオプションをクリックして目的の方向をクリックするとアニメーションの方向が変更されます。

●設定したアニメーションをプレビューで確認したい

①アニメーション効果を設定したスライドをクリックしてアニメーションタブをクリックしプレビューをクリックするとアニメーションが再生されます。※アニメーションのプレビューを手動に設定したい場合はプレビューをクリックして自動再生をクリックしてオフにします。

●アニメーション効果を削除したい

①アニメーションタブをクリックして効果を削除するアニメーションの番号タグをクリックします。②アニメーションのその他をクリックしてなしをクリックするとアニメーション効果が削除され番号タグも消えます。

■アニメーションの速度を調整したい

●アニメーションの速度を調整したい

再生速度を変更したい場合はアニメーション効果が設定されているオブジェクトや文字を選択してアニメーションタブの継続時間で時間を指定します。数値が大きいほど速度が遅くなります。<継続時間>でアニメーションの速度を指定します。<遅延>で再生開始までの時間を指定します。

●スライド切り替え時にアニメーションも再生したい

①アニメーションタブをクリックして番号が1のアニメーションの番号タグをクリックします②開始のここをクリックして直前の動作と同時をクリックすると再生のタイミングが変更されます。タグ番号が0に変わります。

●アニメーションを繰り返し再生させたい

①アニメーションタブをクリックして繰り返し再生させたいアニメーションの番号タグをクリックしアニメーションのここをクリックします。②タイミングをクリックして繰り返しのここをクリックし繰り返す回数あるいは条件をクリックしてOKをクリックします。

●アニメーションが終わったらもとの表示に戻したい

①アニメーションタブをクリックして設定を変更したいアニメーションの番号タグをクリックしアニメーションのプルダウンをクリック②タイミングをクリックして再生が終了したら巻き戻すをクリックしてオンにしOKをクリックします

●アニメーションを連続して自動で再生したい

①アニメーションタブをクリックしてアニメーションを設定した2つ目のオブジェクトの番号タグをクリックします②開始のプルダウンをクリックして直前の動作の後をクリックするとアニメーションが連続して再生されるように設定されます。1つ目のアニメーションと同じタグ番号に変わります。

■アニメーションの組み合わせ

●複数のアニメーションを設定したい

①アニメーションタブをクリックしてアニメーションを追加したいオブジェクトをクリックします。②アニメーションの追加をクリックして追加したいアニメーションの効果をクリックするとアニメーション効果が追加されます。

●複数のアニメーションを同時再生したい

・1つのオブジェクトに設定した複数のアニメーションを同時に再生する→①アニメーションタブをクリックして複数のアニメーション効果を設定したオブジェクトをクリックします②開始のここをクリックして直前の動作と同時をクリックするとアニメーションのタイミングが変更されアニメーションが同時に再生されるようになります。

・複数のオブジェクトに設定したアニメーションを同時に再生する→①アニメーションタブをクリックしてアニメーション効果を設定した2つ目のオブジェクトをクリックします②開始のプルダウンをクリック直前の動作と同時をクリックします③ほかのオブジェクトにも同じ操作を実行します④すべてのオブジェクトのタグ番号が同じ数字になりアニメーションが同時に再生されるようになります。

●アニメーションの再生順序を変更したい

①アニメーションタブをクリックして順序を変更したいアニメーションの番号タブをクリックをクリックし順番を前にするか順番を後にするをクリックするとアニメーションの再生順序が変更されます。

●アニメーションをコピーしたい

①アニメーションタブをクリックしてアニメーション効果が設定されているオブジェクトをクリックしアニメーションのコピー貼り付けをクリックします。貼り付け先のオブジェクトをクリックするとアニメーション効果が貼り付けられます。

●複数のオブジェクトにすばやくコピーしたい

①アニメーションタブをクリックしてアニメーション効果が設定されているオブジェクトをクリックします②アニメーションのコピー貼り付けをダブルクリックして貼り付け先のオブジェクトをクリックするとアニメーション効果が貼り付けられます。③マウスポインターの形が矢印ペイントのままなので続けて貼り付けることができます。④アニメーションのコピー貼り付けをクリックして貼り付けを終了します。

●アニメーションの再製中に次の再生を開始したい

①アニメーションタブをクリックしてアニメーション効果を設定した2つ目のオブジェクトをクリックします。②開始のプルダウンをクリックして直前の動作と同時をクリックします。③遅延で再生が始まるまでの時間を指定します。

●アニメーションを詳細に設定したい

①アニメーションタブをクリックしてアニメーションウィンドウをクリックするとアニメーションウィンドウが表示されます。②アニメーション効果をクリックしてプルダウンをクリックすると設定変更を行うためのメニューが表示されます③矢印プルダウンをクリックするとアニメーションの再生順序を変更できます。ドラッグするとアニメーションの継続時間を調整できます。

■軌跡のアニメーション

●オブジェクトを軌跡に沿って動かしたい

①オブジェクトをクリックしてアニメーションタブのアニメーションのその他プルダウンをクリックしその他のアニメーションの軌跡効果をクリックします②目的のアニメーションの軌跡をクリックしてOKするとアニメーションの軌跡が設定されます。

●アニメーションの軌跡を編集したい

①アニメーションの軌跡をクリックするとハンドルが表示されます。②ハンドルをドラッグすると軌跡のサイズを変更することができます。

●アニメーションの軌跡を自分で自由に設定したい

①オブジェクトをクリックしてアニメーションタブのアニメーションのその他をクリックしユーザー設定パスをクリックします。②マウスをドラッグしながら図形を移動させる軌跡を描き終点でダブルクリックするとアニメーションの軌跡を描くことができます。

■アニメーションの詳細設定

●アニメーションの再生後に文字の色を変えたい

①アニメーションタブをクリックして文字色を変えたいアニメーションの番号タブをクリックしアニメーションのプルダウンをクリックします。②アニメーションの後の動作のここをクリックしてフォントの色を選択しOKをクリックするとアニメーションの再生後に文字色が変わるように設定されます。

●アニメーションの再生後にオブジェクトを消したい

①アニメーションタブをクリックしてアニメーション効果を設定したオブジェクトをクリックしアニメーションのここをクリックします。②アニメーションの後の動作のここをクリックしてアニメーションの後で表示にするをクリックしOKするとアニメーションの再生後にオブジェクトが表示になります。

●アニメーションに効果音を付けたい

①アニメーションタブをクリックして効果音を付けたいアニメーションの番号タブをクリックしアニメーションのここをクリックします。②サウンドのここをクリックして使用したい効果音をクリックしOKをクリックするとアニメーションに効果音が設定されます。

●アニメーションの滑らかさを調整したい

①アニメーションタブをクリックして設定を変更したいアニメーションの番号タブをクリックしアニメーションのここをクリックします②滑らかに開始あるいは滑らかに終了の時間を設定してOKするとアニメーションの滑らかさが調整されます。

●激しくぶれながらアニメーションを再生させたい

①アニメーションタブをクリックして設定を変更したいアニメーションの番号タブをクリックしアニメーションのここをクリックします。②急に終了で時間を設定しOKするとアニメーション効果のぶれが強調されます。

■オブジェクトごとの設定

●単語ごと/文字ごとにアニメーションを設定したい

①アニメーションタブをクリックして設定を変更したいアニメーションの番号タブをクリックしアニメーションのここをクリックします。②テキストの動作のここをクリックして単語単位で表示あるいは文字単位で表示をクリックします。③次の文字が表示されるタイミングを指定してOKするとアニメーション効果が単語や文字単位で表示されるようになります。

●箇条書きを1行ずつ表示させたい

①アニメーション効果を設定するプレースホルダーを選択してアニメーションタブをクリックします。②アニメーションのその他をクリックしてアニメーション効果をクリックすると箇条書きに1行ずつアニメーション効果が設定されます。

●箇条書きを下から順番に表示させたい

①アニメーションタブをクリックしてアニメーション効果が設定されたプレースホルダーを選択しアニメーションのここをクリックします②テキストアニメーションをクリックして表示順序を逆にするをクリックしてオンにしOKすると箇条書きが下から順番に表示されるようになります。

●段落を順番に表示させたい

①段落レベルを設定した段落にアニメーション効果を設定します。

●図形内の文字だけにアニメーションを付けたい

添付されている図を動かすをオフにします。文字の入力された図形にアニメーション効果を設定すると初期設定では図形と文字が同時に再生されます。アニメーション効果を設定した図形をクリックしてアニメーションタブのアニメーショングループのマークをクリックして表示されるダイアログボックスのテキストアニメーションで設定します。

●グラフの背景にまでアニメーションが付いてしまう

①アニメーションタブをクリックしてアニメーション効果が設定されたグラフの番号タグをクリック②効果のオプションをクリックすると系列系や項目別要素別にアニメーション効果を設定することもできます

●グラフの項目ことにアニメーションを再生したい

①アニメーションタブをクリックしてアニメーション効果が設定されたグラフの番号タグをクリックしアニメーションのここをクリックしてグラフアニメーションをクリックしてグループグラフのここをクリックし項目別をクリックします。②グラフのはいけいを描画してアニメーションを開始をクリックしてオフにしOKするとグラフの背景があらかじめ表示された状態でグラフが項目ごとに表示されるようになります。

●スマートアートグラフィックの図形を順番に表示させたい

①スマートアートグラフィックをクリックしてアニメーションタブをクリックしアニメーションのその他をクリックして目的のアニメーション効果をクリックします。②効果のオプションをクリックして個別をクリックするとスマートアートの図形が個別に表示されるようになります。

●スマートアートグラフィックの階層を順番に表示させたい

①スマートアートグラフィックの階層構造図を作成してアニメーション効果を設定します。②アニメーションタブの効果のオプションをクリックしてレベルをクリックするとスマートアートグラフィックの階層が順番に表示されるように設定されます。

■アニメーションの活用例

●文章を行頭から表示させたい

①プレースホルダーにアニメーション効果のワイプを設定します。②効果のオプションをクリックして左からをクリックすると文章が行頭から表示されるように設定されます。

●文字が浮かんで消えるように表示させたい

①プレースホルダーを選択してアニメーションタブのアニメーションのその他をクリックし開始のズームをクリック②アニメーションの追加をクリックして終了のフェードをクリック③フェードの開始を直前の動作の後に設定すると文字が浮かんで消えるような効果が設定されます。

●目立たせたい文字や図形の色が変わるようにしたい

①プレースホルダーにアニメーション効果を設定します②文章の番号タグをクリックして効果のオプションをクリックし目的のブラシの色をクリックすると変わる文字や図形の色を設定できます。

●目立たせたくない個所を半透明に変化させたい

①オブジェクトを選択してアニメーション効果の透過性を設定します。②効果のオプションをクリックして目的の度合いをクリックするとオブジェクトや文字が半透明になる効果が設定されます。

●エンドロールのように文字を流したい

①テキストを入力したプレースホルダーをドラッグしてスライドいっぱいに広げます。アニメーションタブをクリックしてアニメーション効果を設定し継続時間を眺めに設定するとエンドロールのような効果が設定されます。

●拡大したあと、もとの大きさに戻るようにしたい

①オブジェクトにアニメーション効果の拡大縮小を設定してアニメーションのプルダウンをクリック②ユーザー設定をクリックしサイズを200%に設定してOK③アニメーションの追加をクリックして拡大縮小をクリックし開始を直前の動作の後に設定します④同じ操作を繰り返しサイズを50%に設定しOKをクリックします。

●文章を文字に変化させて強調したい

アニメーション効果を太字表示に設定します。

●タイプライター風に文章を表示させたい

①文章にアニメーション効果のアピールを設定してアニメーションのここをクリックします。②サウンドでタイプライターを選択しテキストの動作で文字単位で表示を選択して次の文字が表示されるタイミングを指定します。③OKをクリックするとタイプライター風に文章が表示される効果が設定されます。

●図形の矢印を伸ばしたい

①矢印の図形にアニメーション効果の拡大縮小を設定します。②効果のオプションをクリックして横方向をクリックすると矢印を横方向に伸ばす効果が設定されます。

●棒グラフを1本ずつ順に伸ばしたい

①グラフにアニメーション効果のワイプを設定します②効果のオプションをクリックして系列の要素別あるいは項目の要素別をクリックすると棒グラフが1本ずつ表示される効果が設定されます。

●円グラフを時計回りに表示させたい

①円グラフにアニメーション効果のホイールを設定してアニメーションのここをクリックします。②グラフアニメーションをクリックしてグラフグループで項目別を選択します。③グラフの背景を描画してアニメーションを開始をクリックしてオフにし、OKをクリックすると円グラフのみが項目別に表示される効果が設定されます。