6W2H(8つの問いを用いて問題を多面的にとらえる)

■基本情報

思考を広げるために必要なベースとなる問いを網羅している。Who What Whom When Where Why How How much を用いて多面的に考察するフレームワークです。テーマに対してさまざまな角度から問いを投げかけることで思考が広がりそれまで気づいてきなかった視点を得ることができるというメリットがあります。問題についてもう少し多面的に考えたいというときに、ぜひ活用してください。

Who誰が

・入社3年目まで

Whom誰に

・上司との関係に不満を持っている

What何を

・昨年度入社の50名のうち6名がやめている

Howどのように

・だんだんとコミュニケーションがなくなり突然退職する

問題:若手社員の定着率が低くすぐにやめていく

Whyそればなぜ

・営業課の業務の進め方が変わっていて、ついていけないメンバーが辞めている

Whenいつ

・ある程度、実力がついてきたなと感じるようになったあたりでやめていく

Whereどこで

・東京エリア

How muchいくらで

・1人あたり平均300万円ほどの採用コストがかかっている

■使い方

①テーマを決める:テーマを設定し、中央に記入します。

②情報を広げる:下記の切り口を参考にする

<6W2Hを問う時の切り口の例>

Who 人物や組織、役割、グループなど主語を明らかにする
What 問題や事象、商品やサービスなど、考察する対象について事実や構造を明らかにする
Whom ターゲットや関係人物など対象者を明らかにする
When 実行日や納期など、時間軸(期間やタイミング)を検討する
Where 場所や位置、地理情報やエリアなどを検討する
Why 目的や原因、意義や前提条件、狙い、意図を明らかにする
How 手段やプロセス、方法、手順、構造などを明らかにする
How much 時間やお金、人材など、資源を検討する
■思考が加速する問い
  • ・問題について正確に理解しているか?
  • ・この問題が起きる典型的なシチュエーションは?
  • ・なぜこの問題が生まれている?
  • ・無意識に目をむけている点ないか?