■基本情報
自分たちの努力で解決できる問題と自分たちではどうにもできない問題とを切り分けて考えるためのフレームワークです。コントロール不可能なものとは、社会的な動きに支配される要因が絡んでいたり、業界ルールや取引先など他社の意思決定に高い割合で依存するものです。一方、内部的な要因や自分の行動や思考が原因の問題はコントロールがしやすく解決の可能性は高いでしょう。コントロール不可能なものに時間を割くより、コントロール可能なものを軸に考え時間を有効的に使う。
■例
【コントロール不可能】
- ・商店街がシャッター街化して人通りが減った
- ・仕入先の会社が倒産して仕入コストが上がった
- ・大手モールが進出し1点ものアイテムの需要が低下
【コントロール可能】
- ・商品がマンネリ化してきて飽きられてきた
- ・後継者が見つかっていない
- ・WEBを活用した広報やPRができていない
- ・技術を伝承する仕組みやマニュアルがない
■使い方
準備=問題を書き出す
①分類する
②内容を深堀する:分類ができたら、対話しながら深堀していきます。可能、不可能の分類は正しいかどうか、可能に分類した問題の中で特に気になるものはどれか、解決するにはどうすればよいのかなアイデアを出し合います。問題に対する多面的な理解を深められます。
■思考が加速する問い
- ・今自分たちは何を考えるべきだろうか?
- ・コントロール不可能である主な要因は?
- ・自社ではコントロール不可能な問題を他社はどうしている?
- ・コントロール可能な問題の解決策は?