ロジックツリー(情報の階層を整理して全体像をつかむ)

ロジックツリーサンプル(パワーポイント)

■基本情報

物事を分解して考えていくことで全体と部分を網羅的に整理するフレームワークです。最初に設定した問題をいくつもの要素に分解していきます。ロジックツリーでは、右(下位の概念)に向かうほど情報が具体的に分解され、左(上位の概念)に向かうほど情報が要約されます。問題を特定するWhatツリーやWhereツリー、解決策を模索するHowツリーなど用いる疑問詞の種類によってツリーの用途を分類することができます。ここでは問題の原因分析を目的としたWhyツリーの使い方を紹介します。

■使い方

①問題を設定する:ロジックツリーの頂点となる問題を設定します。起きている問題や事象をありのまま記載してください。

②主な原因を書き出す:設定した問題に対してなぜと問いかけ主な原因と考えられる要素を書き出します。最初の段階では細かく考えすぎないようにし大枠でみてどのような種類の原因があるのか、大きな分類を把握することがポイントです。

③原因を細分化する:②で書き出した原因に対して、さらになぜを問いかけ、各原因を細分化して掘り下げていきます。以降、必要に応じてこの作業を繰り返します。

④ツリーを整理する:情報を出し切ったら、各要素のつながりが論理的であるかどうか、上位概念・下位概念の関係に間違いがないかチェックします。上位と下位が逆になっていたり、同じ階層で話の大きさがバラバラにならないように注意が必要です。

■思考が加速する問い
  • ・抽象化してみると?具体化してみると?
  • ・自分の思考の特徴として抽象度が高い?具体度が高い?
  • ・書き出した中で重要なものを3つ挙げると?
  • ・他社や他部署が同じ問題について考えるとどうなるか?
■パワーポイントでロジックツリーの作り方

①挿入→スマートアート→階層構造の横階層方向でロジックを挿入

②スマートアートのデザインタブで調整する。図形の追加を押すとその下の階層のブロックが一つ増える。

③各ブロックの横幅を均一に広げるには各ブロックをコントロールキー押しながら全部選択し横へドラッグする。