暗号

<ポイント>

暗号化された文字列の一例から、暗号化の規則を読み取る問題です。

文字列が「ひらがな」「ローマ字」「英単語」のどれを表しているかを見分けるのがポイントです!(*´∀`*)

「○○○を△△△で表すとき、□□□はどのように表されるか」という問題です。
設問の「○○○を△△△で表すとき」という部分から、暗号化の規則を読み取れるかどうかが勝負の分かれ目です。
下記の(1)~(2)の手順にしたがって、規則性を読み取りましょう。

【規則の読み取り方】

(1) ○○○をひらがな、ローマ字、英語のどれで表せば、△△△の要素数と一致するかを調べる。

  1. 「花を [ 6a,5a ] と表すとき」となっていれば、暗号の要素数は2のため、[ 6a,5a ]は「は,な」(ひらがな)を表していると推測できる。
  2. 「花を [ 8,1,14,1 ] と表すとき」となっていれば、暗号の要素数は4のため、[ 8,1,14,1 ]は「hana」(ローマ字)を表していると推測できる。
  3. 「花を [ 21,15,12,4,22,9 ] と表すとき」となっていれば、暗号の要素数は6のため、[ 21,15,12,4,22,9 ]は「flower」(ローマ字)を表していると推測できる。

(2) ひらがな、ローマ字、英語がどのような規則で暗号化されているかを調べる。

  1. [ 6a,5a ]は[ は,な ]を、五十音表を使って暗号化したものである。

  1. [ 8,1,14,1 ]は[ h,a,n,a ]を下記の表に照らし合わせて、アルファベットを対応する数字で暗号化したものである。

  1. [ 21,15,12,4,22,9 ]は[ f,l,o,w,e,r ]を下記の表に照らし合わせて、アルファベットを対応する数字で暗号化したものである。

よく出題される規則性は例題や問題集を通して覚えておきましょう。
暗号化の規則性は他にも多数あり、難問も出題されます。
すぐに規則性が読み取れない問題は後回しにして、最後に時間が余ったときに取り組むとよいです。

 

<基本問題>

春を [ 6a,9c ] と表すとき、夏はどのように表されるか。

A→H.[ 5a,4c ]

「春を [ 6a,9c ]」 となっているため、暗号の要素数は2である。
よって、 [ 6a,9c ] は [ は,る ](ひらがな)を表していると推測できる。

[ 6a,9c ] は [ は,る ]を、下記の表を使って暗号化したものである。

同じ表を使用すると、夏、すなわち [ な,つ ] は [ a5,c4 ] に暗号化できる。


森を [ 21,12,9,22,8,7 ] と表すとき「 9,18,5,22,9 ]で表されるのは、次のうちのどれか。

A→C.川

「森を [ 21,12,9,22,8,7 ]」 となっているため、暗号の要素数は6である。
よって、 [ 21,12,9,22,8,7 ] は [ f,o,r,e,s,t ](英語)を表していると推測できる。

[ f,o,r,e,s,t ] は [ 21,12,9,22,8,7 ] を、下記の表を使って暗号化したものである。

同じ表を使用したとき、[ 9,18,5,22,9 ] に暗号化されるのは、下記の表より [ r,i,v,e,r ]

したがって、川が答えとなる。