<ポイント>
始まりの図形と終わりの図形の変化から、図形の間にはさまれている暗号の変換法則を推測する問題です。
元の図形が最終的にどのように変化したのかを箇条書きで挙げ、一つ一つの暗号を解き明かしていきましょう!(*´∀`*)
【CAB 暗号の基本】
次の図を見て下さい。
正方形の中の図形が円形の暗号にしたがって変化しています。
変化の法則性から暗号の意味を解読します。
この例では、白い三角形がΩの暗号を通って黒い三角形に変化しています。 ですから、Ωは「黒くする」という暗号になります。
<黒い矢印と白い矢印>
問題によっては、黒い矢印と白い矢印が使われているものもあります。
このような場合、暗号は同じ色の矢印にのみ連続して作用します。
<同じ形の暗号が複数ある場合>
問題によっては、同じ形の暗号が複数使われていることがあります。
このとき、暗号の意味はどちらも共通です。意味の分かる方から解読しましょう。
【CAB 暗号の解き方のポイント】
- 元の図形が最終的にどのように変化したのかを箇条書きで挙げましょう。・・・例題1
- 複数の図形に共通する変化に注目しましょう。・・・例題1
- 複雑な問題は、通過する暗号が少ない図形から解読を始めましょう。
<基本問題>
正方形の中の図形が円形の暗号にしたがって、下図のように変化している。
(1)空欄となっている図形にふさわしいものは選択肢A~Eのうちのどれか。
(2)空欄となっている図形にふさわしいものは選択肢A~Eのうちのどれか。
(3)空欄となっている図形にふさわしいものは選択肢A~Eのうちのどれか。
A→(1) B (2) D (3) B
図形の変化を箇条書きに書き出す。
2つの図形の変化に共通している「A : 小さくする」がΩである。
続いて、「B : 白くする」が≡、「C : 星形にする」が≒であると分かる。
この例題のように、CAB 暗号は3問1セットの組問題で出題されるが、各設問では問われる暗号の種類が変わるだけである。
そのため、この解説の流れのように、出題された暗号のうち、解読できるものは全て解読しておくと、結果的に素早く回答することができる。
それでは、各設問について考えてみよう。
(1)設問のΩは「小さくする」であるため、図形が小さくなっている B が答えとなる。
(2)設問の≒は「星形にする」であるため、図形が星形になっている D が答えとなる。
(3)設問の≒は「星形にする」、≡は「白くする」であるため、図形が白い星形になっている B が答えとなる。