ネット銀行と手数料など

ネット銀行の魅力

このページでは、ネット銀行の魅力について考えます。先ほどもペイオフで触れましたが、ネット銀行の魅力には「安全である・金利が高い・便利である」の3点が挙げられます。それぞれについて見ていきます。

①安全である

インターネットを利用すると、どうしても個人情報の流出が心配になります。2005年4月から個人情報保護法が施行されるため、個人情報を扱う会社は、より慎重な対応が迫られています。万が一個人情報をもらした場合は、会社に罰則が与えられることになるので、今まで以上にセキュリティー関係には力を入れてきています。

銀行の経営状態については、ネット銀行の特徴が大きく関わってきます。ネット銀行の特徴は、店舗を持っていないために人件費が少なく、経費が格段に少ないのです。これにより、経営の安定化も図れますし、次にあげる「金利が高い」部分にもつながってきます。まさに、今の時代にピッタリな銀行と言えると思います!

②金利が高い

ネット銀行というのは、一般的な銀行と比べて、経費が少なくてすむと紹介しましたが、これにより利用者にも「金利」という、うれしい形ではねかえってきます!金利比較表を見てください。明らかに金利が違います。この低金利時代といわれる昨今では、10倍程の金利差はかなり大きいです。1年の貯蓄で10年分の利息がもらえるのは見過ごすことができません。

③便利である

「ネット銀行」という言葉のひびきは、一見すると、わずらわしい作業やむずかしい作業が待っているのでは?と思われがちですが、そんなことはまったくありません!むしろ、便利になるのです!今までにこんな経験はありませんでしたか?

銀行振り込み残高照会や通帳記入をするために、わざわざ店舗やATMに足を運ばれていませんか?
お金を下ろすたびに、取引手数料として105円ずつ払っていませんか?
手数料がとにかく高い!と感じたことはありませんか?→ 手数料比較表へ

ネット銀行では、24時間好きなときにいつでもご自分のパソコンから残高確認、振込み手続きができます。さらに、郵便局でのお金の出し入れが可能なので、郵便局より金利がいい郵便貯金という感覚でご使用いただけると思います。

 

 

金利・手数料の比較

ネット銀行の金利と手数料の比較をしました。わかりやすく比較するために、ネット銀行の代表として、「ソニー銀行」、「楽天銀行」、「ジャパンネット銀行」を、大手銀行の代表として「みずほ銀行」を比較しました。

金利比較表(2017年6月1日現在) ※預金額100万円未満 税金は考慮せず 通常金利で計算

銀行名 普通預金 6ヶ月定期 1年定期 3年定期 5年定期
ソニー銀行 0.001% 0.05% 0.05% 0.02% 0.02%
楽天銀行 0.02%
0.10%
0.02% 0.03% 0.03% 0.04%
ジャパンネット銀行 0.01% 0.02% 0.02% 0.02% 0.02%
みずほ銀行 0.001% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%

※ソニー銀行の6ヶ月定期、1年定期は現在キャンペーン中のため5月1日時点の金利を掲載

※楽天銀行の普通預金は、↓マネーブリッジ(楽天証券との提携預金)を使えば、金利が0.10%へ上がります!

 

マネーブリッジ(楽天証券との提携預金)

上の表のように、普通預金で比較すると、みずほ銀行の「0.001%」と楽天銀行の「0.02%」では、約20倍の金利差があります。ネット銀行の普通預金なら口座にお金を入れておくだけなので、いつでもセブン銀行のATMで引き出すことができます。「ネット銀行の金利」が「大手銀行の金利」よりも高い理由は、単純に店舗を持たず人件費も少なくて済むからです。浮いた分は預金者の金利に還元しています。

他に注目してほしいのは、楽天銀行の「普通預金」とみずほ銀行の「5年定期」との比較です。せっかくみずほ銀行で5年間定期預金(0.01%)したのに、楽天銀行の普通預金(0.02%)に負けてしまいます…。

さらに、もし楽天銀行で預けていれば、5年定期は「0.05%」の金利ですから、100万円を5年定期にした場合には、年間の受け取る利息がみずほ銀行で500円(=100万円×0.01%×5年)に対して、楽天銀行では2,500円(=100万円×0.05%×5年)です。差し引き2,000円もお得ですね!これは、大手のみずほ銀行だけの話ではなく、大手銀行ならどこも似たような金利になっています。銀行で預けるのであれば、少しでも高い金利で運用するのは投資の基本です。
(注 予告なく金利を変更されることがございますので、各銀行にて詳細をご確認ください)。

楽天銀行の口座開設をする際はキャッシュカードを同時に作っておくと便利です。郵便局のATMにおいて、楽天銀行から現金を下ろす時にキャッシュカードの役割を果たします。

次は、銀行口座への入金・出金手数料、振り込み手数料をチェックします! いくら金利がよくても、手数料が高ければまったく意味がありませんからね(笑)。

手数料比較表(2017年6月1日時点)

銀行名 入金手数料 出金手数料 振込手数料 備考
ソニー銀行 無料 無料~108円 無料~216円 提携ATM利用で手数料優遇あり
楽天銀行 無料~270円 216円~270円 無料~258円 入金額に応じて手数料優遇などあり
ジャパンネット銀行 無料~324円 無料~324円 54円~270円 提携ATM利用で手数料優遇あり
みずほ銀行 無料~216円 無料~216円 無料~864円 取引状況に応じて各種優遇あり

手数料に関してもネット銀行は、少し割安です。入金・出金の際も、郵便局、コンビニATM 、三井住友銀行など、いろいろな方法が自由に選べますから不便はしませんね。
(注 予告なく手数料を変更されることがございますので、各銀行にて詳細をご確認ください)。

上記の銀行のなかでも特に「ソニー銀行」は、使えるATMの数がかなり多く、全国で約90,000台のATMを利用することができます。手数料もセブン銀行とイオン銀行のATMでしたら365日、どれだけ入出金しても無料です!(※毎週日曜日21時~7時は取り扱いしていません)。その他の提携ATMでも、月4回までは無料で使えますし、5回目以降も108円/回と安いので使い勝手は抜群です♪

※↓ソニー銀行の提携ATMによる入出金手数料一覧です。無料が多い!

ソニー銀行の提携ATMによる入出金手数料一覧

“平日の夜(18時以降)”や“土日・祝”に出金する場合、みずほ銀行だと108円~216円の手数料が発生します。月に4回おろすだけで手数料が月間432円~864円、年間で5,184円~10,368円もの無駄なコストがかかってしまいます。ソニー銀行ならこれが全て0円になりますので、平日の日中は忙しくてなかなか入出金できないという方におすすめです!