広告グループとキャンペーンについて

リスティング広告アカウント構造とは

リスティング広告では、まずは広告出稿した対策キーワードを決めます(例:「保険」と検索されたら表示される、など)。そして、それらに似たタイプのキーワードを考え、広告グループとして作ります。そして、そのグループをさらにキャンペーンとしてまとめます。

 

※考え方の前提としてキャンペーンという枠に広告グループ(キーワード)がある。

広告グループとは?

広告グループでは、次のようなことを登録し管理します。

・広告のタイトル
・広告文
・出稿キーワード

「キーワード」は、上位表示させたいキーワードを設定します。そこで設定したキーワードで検索が行われますと、広告枠に「タイトル」と「広告文」が表示されます。

そして、分類したキーワードごとに、広告グループを設定します。なお、Yahoo!プロモーション広告、Google AdWordsそれぞれ作成できるグループ数に上限があります。Yahoo!が1キャンペーンにつき2000、Googleが1キャンペーンにつき20000です。通常はこえることはないので、安心してください。

例)歯科医院のホームページの場合のグループ設定

【グループ1】
・単体キーワード
⇒「歯科医院」「歯科」などのキーワード単体グループ。

【グループ2】
・エリア名との組み合わせ
⇒「歯科医院 東京」「歯科 神奈川」などの複合キーワードグループ。

【グループ3】
・料金系のキーワードとの組み合わせ
⇒「歯科医院 料金」「歯科 費用」などの複合キーワードグループ。

【グループ4】
・治療内容との組み合わせ
⇒「歯科医院 インプラント」「歯科 矯正」などの複合キーワードグループ。

【グループ5】
・症状との組み合わせ
⇒「歯科 歯ぎしり」「歯科 歯ぐきのはれ」などの複合キーワードグループ。

広告グループ名はなるべく短く設定します。【グループ1】の場合は【歯科医院 単体】など。

キャンペーンとは

複数の広告グループを管理するのがキャンペーンです。キャンペーンでは、おもに次のようなことが設定できます。

・予算
・配信曜日・時間
・配信先デバイス(PC・スマートフォン・タブレット)
・配信地域

これらは、キャンペーン単位で予算設定できます。つまり、予算や目的を分けたいときは、キャンペーンを複数つくると良いわけです。なお、キャンペーンの登録上限数は、Yahoo!が100で、Googleが10,000です。

例)歯科医院の場合のキャンペーン設定
複数の医院を持っている場合は医院ごとに分ける
【キャンペーン1】渋谷医院
【キャンペーン2】新宿医院

リスティング広告を設定するときは、まずキャンペーンからつくります。大きな枠組みからつくるわけです。そうすることで、大きい枠から小さい枠へとつくることになるため、全体の構造は把握しやすくなるでしょう。

まとめ

  • リスティング広告のアカウント構造は、とても難しそうに見えます。
  • しかし、多くの広告を管理するにはよく考えられた仕組みとなっています。構造を理解したうえで広告グループ、キャンペーンを設定し、わかりやすい名前をつけて管理しましょう。
  • いろいろなキャンペーンをつくり、自分にあった運用方法を見つけましょう。