<ポイント>
表から情報を読み取って、整理、計算する問題です。
ペーパーテスト、テストセンターなら筆算を正確に!
WEBテスティングなら電卓を正確に!
・・・というのがポイントでしょうか。
「正確に&素早く!」と言いたいところですが、
複雑な計算が多い → ケアレスミスが発生しやすい、ということから、ここは正確性を重視。
他のカテゴリで時間差をつけ、ここはミス無く行きましょう。(*´∀`*)
- 複雑な計算をする場合が多い!筆算を素早くできるように!
- 割合(%)が出題されることが多い!何を基準とした割合なのかを常に意識!「割合×割合」も押さえておこう!
WEBテスティングでは電卓が使えますが、ペーパーテストやテストセンターでは電卓を使えません。
【割合×割合】
ある割合の中の、更にある割合を求める場合は、割合を掛け合わせます。
例えば、対象全体の中の高校生の割合が40%で
高校生の中の男子の割合が60%のとき
対象全体から見たときの高校生の男子の割合は、次のように24%となります。
- 式)0.40×0.60 = 0.24 → 24(%)
この考え方は、割合の計算でも勉強しますが、表の読み取りでも必要な知識なので、ここでも紹介しておきます~(*´∀`*)
<基本問題>
下表は、P県、Q県、R県の耕地面積と、その内訳を割合で示したものである。
P県 | Q県 | R県 | |
耕地面積 | 78000ha | 35000ha | |
田 | 13% | 32% | |
果樹地 | 29% | 15% | |
牧草地 | 21% | 22% | 18% |
その他 | 37% | 24% | 35% |
(1)Q県の果樹地の耕地面積が9800haのとき、Q県の田の耕地面積の割合は何%になるか。
- A19%
- B20%
- C21%
- D22%
- E23%
- F24%
- G25%
- H26%
(2)R県の田の耕地面積が58240haのとき、R県の耕地面積は何haになるか。
- A182000ha
- B194000ha
- C206000ha
- D218000ha
- E230000ha
- F242000ha
- G254000ha
- H266000ha
- Q県の耕地面積は35000haで、果樹地はそのうちの9800haである。よって、果樹地の耕地面積の割合は、
- 式)9800÷35000 = 0.28 → 28%
- ペーパーテストやテストセンターでは電卓が使えない。
筆算を素早くできるようにしておこう。 - 田の耕地面積の割合は、全体から、果樹地、牧草地、その他の割合を差し引けばよい。
- 式)100 – (28 + 22 + 24) = 26(%)
- この問題では、ha(ヘクタール)という単位が使われている。
日常会話ではあまり使われない単位だが、1haは10000m2(100m×100m)と同等の面積を表す。 - A→(2) A.182000ha
- R県の田の耕地面積は58240haで、これがR県の耕地面積の32%に当たる。
よって、R県の耕地面積は、 - 式)58240÷(32 / 100) = 182000(ha)
Q1、2つの割合
国立公園P、Q、R、Sに訪れる人に対してアンケート調査を行い、主として利用した交通手段を1つだけ挙げてもらった。
表1は、各国立公園ごとに、交通手段の割合を表したものである。
表2は、各国立公園の回答者数が、回答者数全体に占める割合を表したものである。
P | Q | R | S | 4つの国立公園 | |
乗用車 | 60% | 10% | 10% | 24% | |
バス | 20% | 40% | 20% | ||
電車 | 10% | 30% | 30% | 60% | |
その他 | 10% | 10% | 20% | 10% | 14% |
合計 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
P | Q | R | S | 4つの国立公園 | |
回答者の割合 | 20% | 10% | 40% | 30% | 100% |
(1)Pで乗用車を利用した人の割合は、4つの国立公園の回答者数全体の何%を占めるか。
▼ 選択肢をクリックすると、採点して解答を表示します。
A2% |
B3% |
C4% |
D6% |
E9% |
F12% |
G24% |
H48% |
下表の赤色マスに注目しよう。
P | Q | R | S | 4つの国立公園 | |
乗用車 | 60% | 10% | 10% | 24% | |
バス | 20% | 40% | 20% | ||
電車 | 10% | 30% | 30% | 60% | |
その他 | 10% | 10% | 20% | 10% | 14% |
合計 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
P | Q | R | S | 4つの国立公園 | |
回答者の割合 | 20% | 10% | 40% | 30% | 100% |
- [ 表2 ]より、Pの回答者数の割合は全体の20%である。
[ 表1 ]より、Pで乗用車を利用した人の割合は、更にそのうちの60%である。 - よって、これらの割合を掛け合わせればよい。
- 式)(20 / 100)×(60 / 100) = 12 / 100 → 12(%)
- 表は全て「%」で表されているので、分数に変換してから計算することに注意しよう。
Q2、2つの割合2
国立公園P、Q、R、Sに訪れる人に対してアンケート調査を行い、主として利用した交通手段を1つだけ挙げてもらった。
表1は、各国立公園ごとに、交通手段の割合を表したものである。
表2は、各国立公園の回答者数が、回答者数全体に占める割合を表したものである。
P | Q | R | S | 4つの国立公園 | |
乗用車 | 60% | 10% | 10% | 24% | |
バス | 20% | 40% | 20% | ||
電車 | 10% | 30% | 30% | 60% | |
その他 | 10% | 10% | 20% | 10% | 14% |
合計 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
P | Q | R | S | 4つの国立公園 | |
回答者の割合 | 20% | 10% | 40% | 30% | 100% |
(2)電車を利用した人の割合は、回答者数全体の何%を占めるか。
A→35%
下表の黄色マスに注目しよう。求めるのは、「?」の部分である。
P | Q | R | S | 4つの国立公園 | |
乗用車 | 60% | 10% | 10% | 24% | |
バス | 20% | 40% | 20% | ||
電車 | 10% | 30% | 30% | 60% | ? |
その他 | 10% | 10% | 20% | 10% | 14% |
合計 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
P | Q | R | S | 4つの国立公園 | |
回答者の割合 | 20% | 10% | 40% | 30% | 100% |
まず、それぞれの国立公園で電車を利用した人の割合が、回答者数全体の何%を占めるかを求め、最後に足し合わせればよい。
Pで電車を利用した人の、全体に対する割合は、(20 / 100)×(10 / 100) = 2 / 100 → 2(%)
Qで電車を利用した人の、全体に対する割合は、(10 / 100)×(30 / 100) = 3 / 100 → 3(%)
Rで電車を利用した人の、全体に対する割合は、(40 / 100)×(30 / 100) = 12 / 100 → 12(%)
Sで電車を利用した人の、全体に対する割合は、(30 / 100)×(60 / 100) = 18 / 100 → 18(%)
求める割合は、これらの和になるので、
- 式)2 + 3 + 12 + 18 = 35(%)
Q3,2つの割合3
国立公園P、Q、R、Sに訪れる人に対してアンケート調査を行い、主として利用した交通手段を1つだけ挙げてもらった。
表1は、各国立公園ごとに、交通手段の割合を表したものである。
表2は、各国立公園の回答者数が、回答者数全体に占める割合を表したものである。
P | Q | R | S | 4つの国立公園 | |
乗用車 | 60% | 10% | 10% | 24% | |
バス | 20% | 40% | 20% | ||
電車 | 10% | 30% | 30% | 60% | |
その他 | 10% | 10% | 20% | 10% | 14% |
合計 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
P | Q | R | S | 4つの国立公園 | |
回答者の割合 | 20% | 10% | 40% | 30% | 100% |
(3)Qで乗用車を利用した人の割合は、Qの回答者数の何%を占めるか。
A→50%
下表の黄色マスに注目しよう。求めるのは、「?」の部分である。
P | Q | R | S | 4つの国立公園 | |
乗用車 | 60% | ? | 10% | 10% | 24% |
バス | 20% | 40% | 20% | ||
電車 | 10% | 30% | 30% | 60% | |
その他 | 10% | 10% | 20% | 10% | 14% |
合計 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% |
P | Q | R | S | 4つの国立公園 | |
回答者の割合 | 20% | 10% | 40% | 30% | 100% |
Qで乗用車を利用した人の割合は、空欄になっていて分からない。
しかし、「P、R、Sで乗用車を利用した人の割合」と、「4つの国立公園で乗用車を利用した人の割合」は分かっているので、 後者から前者を差し引けばよい。
Pで乗用車を利用した人の、全体に対する割合は、(20 / 100)×(60 / 100) = 12 / 100 → 12(%)
Rで乗用車を利用した人の、全体に対する割合は、(40 / 100)×(10 / 100) = 4 / 100 → 4(%)
Sで乗用車を利用した人の、全体に対する割合は、(30 / 100)×(10 / 100) = 3 / 100 → 3(%)
よって、Qで乗用車を利用した人の、全体に対する割合は、
- 式)24 – (12 + 4 + 3) = 5(%)
Qの回答者数の割合は全体の10%なのだから、Qで乗用車を利用した人の割合は、Qの回答者数の50%を占める。
したがって、答えは50%。
Q4,割合と実数
下表は、ある年の4月、8月、12月の各エネルギー資源の消費量を調査したものである。
表1は、実際の消費量(単位:万t)を示している。
表2は、年間消費量を100%としたときの、各月の消費量の割合(%)である。
4月 | 8月 | 12月 | 年間 | |
石炭 | 861 | 10598 | ||
石油 | 3940 | |||
天然ガス | 8725 |
4月 | 8月 | 12月 | 年間 | |
石炭 | 13.9% | 100% | ||
石油 | 21.5% | 16.8% | 100% | |
天然ガス | 5.3% | 12.5% | 13.3% | 100% |
(1)石炭について、4月の消費量は年間の消費量の何%にあたるか(必要なときは、最後に小数点以下第2位を四捨五入すること)。
▼ 選択肢をクリックすると、採点して解答を表示します。
A8.1% |
B8.4% |
C8.7% |
D9.0% |
E9.3% |
F9.6% |
G9.9% |
H10.2% |
石炭の4月の消費量は861万t、年間消費量は10598万tなので、4月の消費量が年間消費量に占める割合は、
- 式)861÷10598 = 0.0812・・・ → 8.12・・・(%)
小数点以下第2位を四捨五入するので、8.1%が答えとなる。
ペーパーテストやテストセンターでは電卓が使えない。筆算を素早くできるよう、練習しておこう。
Q5、割合と実数2
下表は、ある年の4月、8月、12月の各エネルギー資源の消費量を調査したものである。
表1は、実際の消費量(単位:万t)を示している。
表2は、年間消費量を100%としたときの、各月の消費量の割合(%)である。
4月 | 8月 | 12月 | 年間 | |
石炭 | 861 | 10598 | ||
石油 | 3940 | |||
天然ガス | 8725 |
4月 | 8月 | 12月 | 年間 | |
石炭 | 13.9% | 100% | ||
石油 | 21.5% | 16.8% | 100% | |
天然ガス | 5.3% | 12.5% | 13.3% | 100% |
(2)石油の年間消費量は何万tか(必要なときは、最後に千tの位を四捨五入すること)。
▼ 選択肢をクリックすると、採点して解答を表示します。
A17876万t |
B18026万t |
C18176万t |
D18326万t |
E18476万t |
F18626万t |
G18776万t |
H18926万t |
石油の8月の消費量は3940万tであり、これが年間消費量の21.5%に当たるのだから、年間消費量は、
- 式)3940÷(21.5 / 100) = 18325.5・・・(万t)
千tの位を四捨五入するので、18326万tが答えとなる。
Q6、割合と実数3
下表は、ある年の4月、8月、12月の各エネルギー資源の消費量を調査したものである。
表1は、実際の消費量(単位:万t)を示している。
表2は、年間消費量を100%としたときの、各月の消費量の割合(%)である。
4月 | 8月 | 12月 | 年間 | |
石炭 | 861 | 10598 | ||
石油 | 3940 | |||
天然ガス | 8725 |
4月 | 8月 | 12月 | 年間 | |
石炭 | 13.9% | 100% | ||
石油 | 21.5% | 16.8% | 100% | |
天然ガス | 5.3% | 12.5% | 13.3% | 100% |
(3)天然ガスについて、8月の消費量は4月の消費量の何倍か(必要なときは、最後に小数点以下第2位を四捨五入すること)。
▼ 選択肢をクリックすると、採点して解答を表示します。
A1.4倍 |
B1.6倍 |
C1.8倍 |
D2.0倍 |
E2.2倍 |
F2.4倍 |
G2.6倍 |
H2.8倍 |
天然ガスの8月の消費量(割合)は12.5%、4月の消費量(割合)は5.3%なので、8月の消費量は4月の消費量の
- 式)12.5÷5.3 = 2.35・・・(倍)
小数点以下第2位を四捨五入するので、2.4倍が答えとなる。
Q7、実数
有料道路XはPインターチェンジを始点として、Q、R、Sインターチェンジを経由し、Tインターチェンジを終点とする道路である。ある日、下り線においてP、Q、R、Sから乗車した車がどこで下車したか調査した。表1は、午後2~3時の乗車インターチェンジ別の、各インターチェンジで降車した台数を示している。
(1)午後2時から3時の間で、Qから乗車した車は何台か。
▼ 選択肢をクリックすると、採点して解答を表示します。
A73台 |
B78台 |
C165台 |
D203台 |
E273台 |
F306台 |
G309台 |
H351台 |
下表の赤マスに注目すればOK!
以上のマスの台数を足し算すればよい。
式)98 + 102 + 73 = 273(台)
Q8、実数
有料道路XはPインターチェンジを始点として、Q、R、Sインターチェンジを経由し、Tインターチェンジを終点とする道路である。ある日、下り線においてP、Q、R、Sから乗車した車がどこで下車したか調査した。表1は、午後2~3時の乗車インターチェンジ別の、各インターチェンジで降車した台数を示している。
(2)午後2時から3時の間に有料道路Xに入った車のうち、R-S間を通過した車は何台か。
▼ 選択肢をクリックすると、採点して解答を表示します。
A306台 |
B329台 |
C438台 |
D519台 |
E529台 |
F544台 |
G582台 |
H635台 |
「R-S間を通過する」ためには、
Rより前で高速道路に入り、
Sより後で高速道路を抜ければよい。
したがって、以下の赤マスの合計が答え。
式)119 + 102 + 85 + 85 + 73 + 80 = 544 (台)
Q9、分布表
あるクラスの生徒50人を対象に、50点満点の数学と英語のテストを行った。 下表は、得点の組合せに分けて人数を表したものである。
(1)数学と英語の少なくとも一方の得点が15点以下の生徒は、何人から何人の間と考えられるか。
▼ 選択肢をクリックすると、採点して解答を表示します。
A0人から2人 |
B0人から3人 |
C2人から3人 |
D2人から7人 |
E3人から7人 |
F3人から12人 |
G7人から12人 |
H7人から33人 |
数学と英語の少なくとも一方の得点が15点以下の生徒が最も少なくなるのは、10~19点の生徒が全て16点以上をとっている場合。
このとき、求める生徒の数は下表の黄色マスの合計である。
- 式)1 + 2 = 3(人)
一方、数学と英語の少なくとも一方の得点が15点以下の生徒が最も多くなるのは、10~19点の生徒が全て15点以下をとっている場合。
このとき、求める生徒の数は下表の黄色マスの合計である。
- 式)1 + 1 + 2 + 3 + 2 + 1 + 2 = 12(人)
Q10、分布表
あるクラスの生徒50人を対象に、50点満点の数学と英語のテストを行った。 下表は、得点の組合せに分けて人数を表したものである。
(2)数学と英語の平均点が35点以上の生徒は、何人から何人の間と考えられるか。
▼ 選択肢をクリックすると、採点して解答を表示します。
A2人から7人 |
B2人から9人 |
C7人から9人 |
D7人から23人 |
E9人から23人 |
F9人から34人 |
G23人から34人 |
H23人から43人 |
「平均が35点以上」ということは「合計は70点以上」である。
合計が70点以上の生徒が最も少なくなるのは、各生徒が得点範囲内で最低得点をとっている場合。
このとき、求める生徒の数は下表の黄色マスの合計である。
- 式)4 + 3 + 2 = 9(人)
一方、合計が70点以上の生徒が最も多くなるのは、各生徒が得点範囲内で最高得点をとっている場合。
このとき、求める生徒の数は下表の黄色マスの合計である。
- 式)3 + 8 + 4 + 3 + 3 + 2 = 23(人)