起業のリスクと心構え+起業前に知っておきたい!倒産しやすい会社の傾向とは?+「起業して成功する人・失敗する人の特徴」&「賢い起業のタイミングと脱サラ起業の注意点」

起業支援専門行政書士が伝える起業の「リスク」と「心構え」

起業リスク

起業にはリスクが伴います。不安も感じます。心配事もあるでしょう。

ですが、どれも漠然としたものではないでしょうか?

起業には具体的にはどのようなリスクがつきまとうのでしょうか。

まずは見てみましょう。

  • 継続収入が途絶える・・・
  • 貯金がなくなるかもしれない・・・
  • 借金を抱えるかもしれない・・・
  • 住宅ローンが払えなくなるかもしれない・・・
  • 子供の学費が払えなくなるかもしれない・・・
  • 安定志向の家族の理解が得られず不仲になるかもしれない・・・
  • プライベートがなくなるかもしれない・・・
  • 周りから孤立してしまうかもしれない・・・

いろいろとありますね。

(行政書士という起業法務や予防法務に携わる身としては、これら以外にも細かなリスクであれば山ほど挙げることができるのです^^;例えば、損害賠償請求リスクとか、従業員の使い込みリスクとか、、、言い始めるとキリがありませんので、ここでは敢えて取り上げませんが。笑)

一覧にして眺めてみると、やはり、起業はリスクがあります。こわいですね~^^;

これらのリスクを見て、起業アイデアがあるにも関わらず、「やっぱりリスクは取れない」「開業には踏み切る勇気がない」という方は、今は起業するタイミングではないのかもしれませんね。

でもそれって至って正常な感覚です。普通の人なら誰しもが普通に感じるリスクです。

実は、上記に掲載したリスクは、弊所のスタッフに

「もし自分がいざ起業するとなった場合、考え得るリスクって何?」

と聞いた結果なのです。淀み無くスラスラと、出るわ出るわです。笑

みな思うことは同じです。このことは国の統計資料にもきちんと出ています。

日本政策金融公庫(起業家などに低利・無担保無保証人で積極的に起業資金の貸し出しを行っている政府系金融機関)が公表している「起業と起業意識に関する調査」(2016年度資料)によれば、起業に関心を持っているにも関わらず起業をしていない理由の第2位に「失敗したときのリスクが大きい」とあります。全体の37.5%にも上ります。

(ちなみに、第一位が自己資金が不足している、第三位がビジネスアイデアが思いつかない、となっています。)

ですから、あなただけ特別怖がりだとか、リスクに敏感というわけではないのです^^

では、起業に踏み切れる人とそうではない人の決定的な違いとは、一体何でしょうか?

「どんな未来でも受けとめる勇気と覚悟があるか?」

です。

これ以上でもこれ以下でもありません。

上で挙げたリスクは、全て起こり得るものです。

そのリスクを恐れること無く起業し、どんな未来になろうとも、それを受け止める勇気と覚悟さえあれば起業はできるのです。

本当に起業はリスクが大きいのか?

リスクとリターンの関係って面白いですよね。

誰もが感じるこれらのリスクを取れば、その分のリターンもあります。

単純な話ですね。

ここでちょっと気持ちを切り替えて、起業して全てがうまく行った場合を考えてみましょう!

以下の文章の頭か最後に「成功すれば」と付け加えてもらえればと思います。

  • (成功すれば)安定した継続収入はなくなるが、それ以上の報酬を得られるかもしれない。
  • (成功すれば)貯金が増えるかもしれない。
  • 起業すれば一時的に借金をすることになるかもしれないが、そこを乗り越えることができれば、経営者として、また、人としても成長できるかもしれない(成功すれば)。
  • (成功すれば)住宅ローンは繰り上げ返済できるようになるかもしれない、私学に入学させられるかもしれない。
  • (成功すれば)今よりも家族との時間も増えて仲良くなるかもしれない。
  • (成功すれば)プライベートがなくなるどころか自由な時間が増えるかもしれない。

夢がありますね。実現できる可能性も決して少なくない。

ですが、成功の定義は人それぞれ千差万別です。

なので、やっぱりリスクを取ってまで成功したいと思わないという方は、今はその時期ではないんです。無理して起業などしなくていいと思います。そんな気持ちで起業しても成功はできませんしね^^;

無理して、あるいは誰かに無理やりに背中を押されて起業しても、失敗するのは火を見るよりも明らかです。

将来、リスクを取ってでも現状を打破したい、成功したい、何がなんでも起業したい!と思うときが、やってくるかもしれないし、こないかもしれない。

単純に考えればいいんです。リスクを受け入れられない!リスクが恐い!と感じる時は、起業するタイミングではないだけなのです。あなたが怖がりだからとか、能力がないとか、そんな次元の話じゃありません。タイミングの問題です。

起業を決意したらやるべきことは山ほどある。はじめの一歩をいますぐにでも踏み出そう。

もし仮に、今スグ起業するぞ!と決意したならば、やるべきことは山ほどありますよ^^v

勉強して、行動して、失敗して、勉強して、行動して、失敗して、最後には成功しましょう!

100%のリスクヘッジなどあり得ません。

リスクは消すことはできない。消すことができなくても、最低限、どんなリスクが起こり得るのか想定をしておくことはできます。

それでも想定外の出来事やトラブルは起きるかもしれません。もとい、起きます。

でもそれはもう人知の及ぶところではありません。神でも無い限り、未来のことは誰にも分かりません。

だからこそ、さきほども申し上げたように、想定外のことが起きたとしても、それを受け止めるだけの「勇気」と「覚悟」を持つことが最も重要になってくるのです。

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか。

起業して成功するための条件は星の数ほどありますが、中でも重要なのが、やはりあなた自身の「精神=メンタル」と起業する「タイミング」です。

将来、起業するかもしれないのであれば、当然ですが資金が必要になりますので、その準備もはじめなければなりません。起業すべきタイミングがきたときに、お金が無ければ資金集めに奔走しないといけなくなりますからね。タイミングを逃してしまいます。

開業と同時に金融機関(日本政策金融公庫や信用保証協会付き自治体融資)からの借入を考えている場合は、最低でも起業の6ヶ月前から、自己資金を貯めていくようにしましょう。

 

 

【起業前に知っておきたい】
倒産しやすい会社の傾向とは?経営セーフティ共済の活用法ほか

起業を考えていますが、起業に失敗して倒産するリスクを考えると、どうしても一歩が踏み出せません。どうすればよいでしょうか?

というご質問、非常に多いです。

倒産リスクをゼロにはできません。

ですが、リスクを減らすことはできます。

今回はその方法を見ていきましょう。

仕事柄、事業に失敗して廃業・倒産の憂き目に遭う会社をたくさん見てきましたが、ある共通点があります。

一つの会社、あるいは一つの商品・サービスに売上を依存してしまっているのです。

複数のキャッシュポイント(得意先あるいは売れる商品を複数持つこと)があれば、倒産はしません(浪費したり経費を湯水の如く使っている場合は別として)。

ですから、倒産を防ぐ第一の方法は、複数から売上を上げられる体制を整えておくことと言えます。

具体的に説明しますね。

A社から80%、B社から10%、C社から10%の割合で売上を上げている会社と、A社から40%、B社から30%、C社から30%の割合で売上を上げている会社の場合、後者の方が倒産リスクは減ります。

前者の場合、A社が何らかの理由で代金を支払えない、あるいは倒産してしまった場合、売上がいきなり80%も落ち込んでしまいますよね。

よほどの余剰資金があるなどの特別なケースを除いて、この状況になれば通常の会社は1発アウト、倒産です。。。

後者の場合はどうでしょうか?

仮にA社が倒産してもまだ60%の売上が残っています。売上4割減程度であれば、なんとかこの不測の事態を乗り切ることができるでしょう。

依然としてまだ60%の売上を計上できる見込みがありますから、銀行からつなぎ資金を借りられる可能性もありますしね。

日本政策金融公庫にも急激な経営環境の変化に柔軟に対応をしてくれる融資制度(経営環境の急激な変化や資金繰りに困ったときに役立つ日本政策金融公庫の「セーフティネット貸付」とは?)があります。

これが、1つの会社に売上の大半を依存してしまっているケースの弊害です。このことは1つの商品・サービスだけに依存している場合にもいえますので、注意しましょう。

もし今後起業するとしたら、1つの商品・サービスだけをローンチして開業するのは止めましょう。3~4つ、少なくても2つは持っておきたいところですね。取引先も同様です。複数社持っておきましょう。それだけで倒産リスクは激減します。

ちなみにですが、例に挙げた主要取引先であるA社の倒産によって自社も倒産してしまうことを「連結倒産」というのですが、これを回避できる制度が用意されています。どうしても一社に依存してしまう、連結倒産の心配は尽きないという方は、ぜひ参考にしてください。

経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)

取引先が倒産した場合、売掛金等の回収ができなくなった場合に、共済金から融資が受けられます。

貸付限度額は次のとおりです。

参考:経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)ホームページより】

共済金の貸付けは、取引先事業者の倒産で回収困難となった売掛金債権と前渡金返還請求権の額と、掛金総額の10倍に相当する額のいずれか少ない額の範囲内で請求することができます。

貸付額は原則、50万円から8,000万円で5万円単位の額となります。

掛金額も5千円~20万円の間で自由に選択できますし、掛け金総額も800万円まで積立てることができます。

普段からコツコツと掛け金を支払っておくと安心ですね。ちなみにこの掛け金は個人事業主の場合は必要経費にできますし、法人の場合も申告の際の損金算入が可能です。

もしどうしても複数社・複数商品で事業展開するのが難しいという場合は、入念な与信管理(売掛金管理)を行う、あるいは商品の消費傾向や市場動向を常にチェックしておきましょう。ある程度はリスクヘッジできるでしょう。

加えて、当ページで説明した「経営セーフティ共済」にも入っておけば安心です。

銀行融資を断られた方でも資金調達可能な「ファクタリング」をご存知ですか?

つなぎ資金が足りない。融資を断られた。すぐに事業資金が必要。

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事業者向けのカードローンであるビジネスローンは非常に使いやすく、手軽に融資を受けることができる方法として近年広まっています。

ビジネスローンの主なメリットは、「銀行融資に比べて審査通過率が高い」「無担保・保証人なし」「ATMでいつでもどこでも借入可」「数日で借りれる」といったものがあります。

一方で銀行融資はしっかりとした目的(新規事業や設備投資、仕入れ、つなぎ融資など)がないと融資が下りることはありません。銀行融資と比較しながらビジネスローンのメリットと審査を通すポイントにフォーカスし、融資をうまく活用してより事業を繁栄させるための一歩を踏み出しましょう。

 

 

「起業して成功する人・失敗する人の特徴」&「賢い起業のタイミングと脱サラ起業の注意点」

はじめに

起業して「成功する人」と「失敗する人」の違いは、一体どこにあるのでしょうか?

成功する起業家・経営者には特徴があります。逆もまた然りです。

当ページでは、成功する人、失敗する人がそれぞれ共通して持っている特徴について、じっくりと解説していきたいと思います。

また、起業のタイミングについてのご相談も非常に多い(特にサラリーマンの方々から)ので、合わせて解説します。

結構なボリュームになりますので、時間のない方はブックマークをして頂くなりして、ゆっくり時間が取れるときにご覧になって頂ければと思います。

あるいは、目次も掲載していますので、読みたいところから読み進めて行ってもらっても良いかと思います^^

行政書士として実際に多くの起業家・経営者を見てきた経験を元に書いてます。ぜひ、参考にしてもらえればと思います。

起業家であれば必ず読んでおいてもらいたい書籍の紹介もしておりますので、どうぞご覧くださいませ。

目次(もくじ)

  • 1.起業して成功する人の特徴
    |-特徴1 全てのリスクを受け入れ、過去に学んでいる
    |-特徴2 リーダーシップが取れる
    |-特徴3 楽観的である
    |-特徴4 頭の切り替えが早く、失敗を恐れない
    |-特徴5 お金の流れに敏感である
  • 2.起業、起業と言うけれど・・・。商売と何が違うの?
    |-起業家の74.6%が1人だけで起業、自宅営業が68.7%という事実
    |-それでも起業は恐い?もし脱サラして病気や事故で仕事がなくなったらどうするのか?
    |-コラム:起業家の業種構成(男女別)を見てみよう。
  • 3.起業のタイミング
    |-経営・マーケティング知識の習得は必須
    |-マンガで学ぼう経営戦略
    |-いきなり会社を作らなくても良い
  • 4.起業して失敗する人の特徴
    |-動機が安易
    |-数字に弱い
    |-なんでも自分でやろうとする
  • 5.脱サラして起業する際の注意点
    |-税金に気をつけろ?
    |-副業・兼業で起業する場合の注意点
    |-住民税の特別徴収は要注意
    |-最低限、簿記の知識は付けておこう
    |-日々の会計記帳はどうする?
    |-許認可の有無も確認しておこう
  • まとめ

1.起業して成功する人の特徴

成功する人(起業家及び経営者)の特徴には共通点があります。

この共通点を知っておけば、経営戦略を立てる際の参考になります。また、成功者の行動や考え方をモデリングすることによって、経営者として果たすべき自分の役割も演じやすくなります。

一から斬新なアイデアやビジネスモデルを作れるのであれば、それに越したことはありませんが、なかなかそうはいかないものです。

斬新なアイデアやビジネスモデルがない限りは起業は出来ないと思われている方も多いのですが、実際はそうではありません。最初は真似からでも構いません。

起業形態も1つではありません。実に様々です。一から自分一人で事業を立ち上げて起業するケースもあれば、フランチャイズ・事業承継・社内起業・週末起業などのように複数人ではじめる、あるいは、企業に務めならがらの起業(副業)など。

業種別も飲食・理美容・IT・建設・介護・運送・農業・小売など、多岐に渡ります。

業種によって集客・マーケティング・販売手法は異なりますが、業種を問わず成功する起業家・経営者にはきちんとした「共通点」があるのです。まずはその共通点から見ていきましょう。

※ここで「起業家」と「経営者」の違いを当ページなりの解釈を交えて解説しておきたいと思います。

簡単に説明しますと、起業家はあくまでも事業を起こした人、そこから事業を機動に乗せるまでの人。起業してからおおよそ1年~2年の間を起業家とするとイメージしやすいと思います。

対して、経営者は機動に乗った後の組織経営を行う人です。組織マネジメント、マーケティング等、組織全体の「舵取り」を行う人をイメージしてください。

なお、当ページでは、便宜上、以下から、起業家・経営者を一括りに「起業家」にして解説していきます。

特徴1 全てのリスクを受け入れ、過去に学んでいる

成功者のモデリングは成功への道の第一歩です。とは言え、成功する起業家の特徴を知っておく際に、まず覚えておきたいのは、

「彼らの考え方や行動パターンを完全に模倣することはできない」

ということです。

更に言えば、仮に完全に模倣できたとしても成功するとは限りません。

当たり前と言えば当たり前の話です。

参考にはできますが、最終的に成功するかどうかはあなた自身の知識・行動・情熱にかかっています。

全ての行動に責任を持たなければならないのが起業家です。ミスも失敗も、何一つとして、他人のせいにはできません。そもそも、失敗を人のせいにするような起業家はまず成功しないと考えても差し支えありません。

起業後のリスクを排除することはできない。

起業したら多大な借金を背負うこともあるかもしれません。思ったように売上が上がらない。更には顧客や取引先から損害賠償請求をされたり、従業員との労使トラブルが起こるかもしれません。経営には様々なリスクが伴います。予期せぬ出来事の連続です。

ただ、リスクばかりに目がいって実際に行動に移すことがなければ、当然ですが何も始まりません。

もちろんリスクヘッジは重要ですが、ゼロにすることはできないのです。このことを本質的に理解している人は意外に少ないように思います。

未来のことは、誰にも分かりません。

事業規模の大小は関係ありません。上場企業の経営者でも同じです。未来を完全に言い当てることなどできる人はいません。と同時に、リスクをゼロにできる人もいません。

成功するためには、失敗やトラブルが付き物です。全てがトントン拍子で何の問題もなく成功までたどり着けることなど、まずあり得ません。

では、どうすれば良いか。

100%の解決策などありませんが、事前に学ぶことはできます。成功してきた起業家たちは、大きなトラブルや危機に陥ったときに、どのような心構えで対処していったのか、また乗り越えていったのか。

リスク管理において、起業家が学ぶべきことは「現在」にも「未来」にもありません。学ぶべきことは「過去」にしかありません。

数々のトラブルや難題を乗り越えてきた成功者の特徴を知っておくことで、仮に上記のような問題が起こったときでも冷静に対処できるようになります。

成功する起業家はおしなべて勉強家

成功する起業家は、みな勉強家です。本もたくさん読まれています。自分の業界のこと、IT、マーケティング、マネジメント、更には自伝、歴史、宗教など実に様々なジャンルの本を読んでいます。知的好奇心も旺盛です。

これらの知識を一通り学んでいれば、リスクなどたかが知れている、あるいは恐くない、と自然に思えるようになります。

歴史は繰り返すと言いますが、偉大な先人達も目一杯失敗した上で、最後には成功を納めています。歴史に学べば、それらの出来事を追体験できます。自分の身の上に起きていることなどほんの些細な事なんだと思えれば、しめたものです。どんなことでも積極果敢にチャレンジできるようになります。

【行政書士の津田がオススメしたい至高の一冊をご紹介】

有名な7つの習慣やビジョナリー・カンパニーを抑えてビジネス書第一位に選ばれたこともあるというこちらの本。

起業家が女性でかつ、事業体はアップルパイ専門店というポップな設定ですが、内容は骨太です。読み進めていくうちに自然とストーリーに惹きこまれます。

登場する経営コンサルタントの言葉一つひとつに重みがあり、それを実践していく上で、主人公が店主から起業家、更には経営者へと昇華していく姿を、自分と重ね合わせることもできます。今から10年以上前、私が開業する前に購入した本ですが、今でも折に触れて読み返している名著です。

特徴2 リーダーシップが取れる。

成功する起業家の特徴の2つ目は、リーダシップが取れることです。

いわゆる大成功をおさめている起業家には、カリスマ性(古いでしょうか?笑)があります。他の人にはない独創性や世界観もあり、それが人を惹きつける魅力ともなっています。

どっちつかずの態度を取ることは決してありませんし、たくさんの人をまとめて、組織する能力にも長けています。

ですから成功するためには組織力が必要であり、従業員を引っ張っていくだけのリーダシップ力も必要です。

会社創業時は特にこのリーダーシップが重要になってきます。

とはいえ、成功の定義は人それぞれですから、自分なりのリーダーシップ論というものを考えて作り上げていけば良いと思います。

大きな目標を掲げて(例えば、上場であったり、売上10億の会社を作るとか、従業員数100名以上の会社を作るなど)、それをすぐに実際に達成してしまうような人には、やはり強力なリーダーシップが備わっています。

何もその人達と同じように振る舞えと言ってるわけではありません。盗めるところ、真似できるところは参考にしていくと良いかなと思います。

特徴3 楽観的である。

成功する人は、失敗にいつまでもしがみつきません。

もし失敗をいつまでも引きずるなら、ネガティブな思考が自分を支配し、もともと備えてあった積極性さえも押さえつけてしまうことになりかねません。

消極的思考に冒されると、的確な経営判断はできなくなります。また、そんな起業家にスタッフも付いてきません。

前述の通り、リスクヘッジは必要ですが、リスクを取らなければリターンもありません。

ときには敢えて悲観的になる(ブレーキをかける)ことも必要ですが、それ一辺倒だと、他社との差別化は図れません。

ネガティブ思考は極力排除し、前だけを見て、失敗してもまたチャレンジし続ける楽観的な精神力が必要です。

特徴4 頭の切り替えが早く、失敗を恐れない。

特徴3と若干かぶりますが、成功している起業家たちは頭の切り替えが早く、失敗から立ち直るまでの時間も短いという特徴があります。

失敗は成功の元という言葉の通り、早めに立ち直って失敗から学び、それを経営に生かすのが成功している起業家の特徴です。

同じ過ちを繰り返すことは決してはしてはなりません。失敗したら、反省をし、なぜ失敗したのか考え、対策を行ったら後は忘れる。次に向けて気持ちをさっと切り替えていきましょう。時代の変化のスピードは加速度的に早くなってます。くよくよしている間に、厳しい競争社会から取り残されないようにしましょう。

特徴5 お金の流れに敏感である。

成功する起業家は会社経営に必要な「キャッシュフロー」を熟知しています。

時折、上場企業などで社外取締役に銀行出身の人材が登用されることがありますが、それは経営戦略においてキャッシュフローがそれほどまでに重要だからです。

会社の事業規模の大小はここでは関係ありません。

キャッシュフローは「現金の流れ」です。企業にとっての「現金」は、人にとっての「血液」とよく例えられます。

血液がどろどろになったら体は上手く動きません。血液が無くなってしまえば人は生きてはいけません。

黒字倒産という言葉を聞いた方もいると思います。

いくら売上が上がっても、手元に現金がなければ会社は簡単に倒産します。

有能な起業家は、お金の流れにルーズではありません。スタートアップで脆弱な財務体質のときにこそ、お金の流れには細心の注意を払う必要があります。

キャッシュフローって何?という方は、代表的な3つのキャッシュフローである営業活動キャッシュフロー・投資活動キャッシュフロー・財務活動キャッシュフローくらいは頭に入れておいて損はありません。今から勉強しておきましょう^^v

下記ガイドには、起業前に是非とも読んでおいたもらいたいお金に関するノウハウが詰まっています。

ボリュームはありますが、時間の許す限り、1ページでも多くご覧になって、お金に関する知識を仕入れてください。結局は、企業はお金があれば存続できます。お金がなくなればジ・エンドの単純な世界です。

また、成功する起業家は、自社のお金の流れだけでなく、日本・世界経済の動きにも敏感です。

千載一遇のチャンスをものにするために、常にアンテナを張っている。鷹のような鋭さをもってチャンスを狙い続けているのも、成功している人の特徴です。

2.起業、起業と言うけれど・・・。商売をやることと何が違うの?

実際に起業するとなると、相当な勇気が必要ですよね。

独身ではなく、家族も居てサラリーマンの方ですと特にそうだと思います。

事業の成否は誰にも予想できません。

ただ、私は思うのです。

「起業」というその言葉だけが独り歩きしているのではないかと。

起業、起業とたいそうに言いますけど、要は、起業とは、単に「商売」を始めるに過ぎません。

自分で仕事を始める。自分自身で、自分の力だけでお金を稼ぐ。

  • インターネットでブログやサイトを作って小さなビジネスからスタートしてみる
  • ブロガーになる
  • アフィリエイトをはじめる
  • ネットショップをはじめる
  • WEBデザインをはじめる
  • 雑貨ショップをはじめる
  • リサイクルショップをはじめる
  • たこ焼き屋をはじめる
  • ラーメン屋をはじめる
  • 移動販売をはじめる
  • カフェ・喫茶店をはじめる
  • 美容室・理容店をはじめる etc

組織形態なんて問いません。これらも立派な「起業」ですよね。

会社を止めて本業で商売をするのも、副業で小さく商売をはじめるのも、同じく起業です。

起業家の74.6%が1人だけで起業、自宅営業が68.7%という事実

なお、日本政策金融公庫が実施している「起業と起業意識に関する調査」(2016年度版)でも、起業家のおよそ7割が自宅で事業を営んでいて、組織形態も「個人企業」が84.9%にものぼるとの統計が出ています。

後述しますが、起業=会社設立ではありません。小さくはじめて大きく育てると考えている人が多いのです。ちなみに同調査では、起業人数においても、起業家のうち74.6%が1人(本人)だけで起業しているとの統計があります。

起業家の大半は1人でかつ個人事業主なのです。さらに言えば、起業費用も100万円未が54.3%、100万円以上~500万円未満が29.0%と、500万円までの起業費用で開業している人が全体の8割以上を占めています。

みな、小さなところから商売をはじめているのです。

それでも起業は恐い?もし脱サラして病気や事故で仕事がなくなったらどうするのか?

心配ですね。

でも、これも本質的には同じです。起業家もサラリーマンも大同小異です。

病気して働けなくなったら、起業家もサラリーマンも同じで、仕事は辞めざるを得ません。起業家は自ら、一方のサラリーマンは会社からクビにされる。この違いだけです。

いやいや、サラリーマンの方が社会保険や公的年金に入っているからそうなった場合でもリスクは少ないでしょう?とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、これも少し違います。

個人事業主でも、会社の社長でも、サラリーマンでも、日本国民はみな何らかの保険に入らなければなりません(国民皆保険制度)。

ですから、国民健康保険や年金に関して言えば、大差はありません。

例えば、個人事業主でしたら国民健康保険と国民年金に入ります。会社を作ってあなたが会社の社長でしたらサラリーマンと同じ政府管掌健康保険と厚生年金に入ります。

国保や国民年金の方が若干補償内容等は劣りますが、それほど大きな差にはなりません。

ただし、失業保険等には社長は入れません。失業保険は労働者を守る為の制度ですので、サラリーマンだけが恩恵を受けます。

就業が不能になった場合のリスクヘッジとしては、「就業不能保険」があります。これは起業家に限らず、サラリーマンなどお勤めの方も検討されても良いかなと思う保険です。

口を酸っぱくして言いますが、リスクヘッジは大事です。が、リスクばかりに目が言って何も行動できなければ前には進めません。リスクを引き受けない限りは、リターンもありません。

それでも起業は不安という方、起業はしたいがあと一歩が踏み出せないという方は、こちらの本を読まれると良いかもしれません。

起業1年目の教科書(かんき出版)

この本に書いている内容、著者の考え方には、私個人的にもかなり共感できる部分がありました。

実際に成功している起業家だって、能力的にはあなたと何ら変わりはありません。皆、等身大です。コツコツとやるべきことをこなしているだけなのですね。実際に手を動かしているか、行動に移しているかどうかの違いだけです。

起業ってそんなだいそれたことじゃないと思わせてくれる1冊です。ちなみに、小手先の起業テクニックやノウハウは一切ありません。どっちかと言うと泥臭い感じで、コツコツと、かつ、確実に実績を積み上げていきたいと考えている方に向いてます。

◆コラム:起業家の業種構成(男女別)を見てみよう。

政府が刊行している「中小企業・小規模企業白書」の2017年度版が出ましたので、実際の統計値を見てみましょう。

まずは男性から。

  • 1位 農業・林業・漁業(13.2%)
  • 2位 建設業(12.7%)
  • 3位 小売業(6.9%)
  • 4位 飲食サービス業(5.3%)
  • 5位 製造業(4.5%)
  • 6位 卸売業(3.9%)
  • その他のサービス業(38.8%)
  • その他(11.3%)

次に女性。

  • 1位 小売業(16.7%)
  • 2位 飲食業(8.0%)
  • 3位 製造業(3.1%)
  • 4位 卸売業(3.0%)
  • 5位 建設業(2.4%)
  • 6位 農業・林業・漁業(2.2%)
  • その他のサービス業(52.5%)
  • その他(10.2%)

男女共にその他のサービス業が断トツですね。初期費用を掛けずに小規模な起業が可能だからでしょう。

この統計は2012年のものですから、2017年現在は数字もかなり変動しているのではないかなと思います。

男女ともに農業・林業・漁業の比率は上がっていると思います。オリンピック効果で建設、高齢社会で介護。この辺りも増えてくるでしょうね。

ちなみに、その他のサービス業には学術研究、専門・技術サービス業、生活関連サービス業、娯楽業、教育・学習支援業等が含まれています。

3.起業のタイミング

起業のタイミング、悩ましい問題ですね。ですが、起業に100%の準備などありません。

ただ、50%の準備で起業するのもまた無謀というものです。

起業のタイミングを考えるにあたっては、まず、しっかりと自分自身の人生(将来)設計を立てておく必要があります。

仕事は大事ですが、あなたの人生は「仕事」が全てではありません。仕事で成功しても家庭が上手くいかず、結局は破滅の道へと迷い込んでしまった人の例は枚挙に暇がありません。

サラリーマンなら、会社務めをいつまで続けるのか?貯金(事業資金+当面の生活資金)をいくらしておくのか?など。

扶養家族がいるのであれば、起業して当面は収入が途絶えても良いように、半年分の生活費ぐらいは事業資金とは別に溜めておきたいものです。

あと、可能であれば、家族の了解も得ておきましょう。反対されるよりは賛成してくれた方が当然ですが、成功する確率が上がりますので。

結論として、突き放すような言い方になりますが、結局は起業のタイミングは最終的にはあなた自身で決めるしかありません。

経営・マーケティング知識の習得は必須

経営に関する知識を得ることも必要です。当然ですね。

これから起業をしようとする人が、経営・マーケティング、集客・営業などの知識を得ることなしに、事業を始めるなんて、大海の荒波にオールなしのボートで突っ込んでいくようなものです。転覆必至です。

企業を経営する能力は、自然に身に着くものではありません。学び、経験し、知恵に変えてはじめて身につけることができます。

具体的には、財務リテラシー(税務会計・資金調達)、販売・マーケティングリテラシー、マネジメントリテラシー(組織戦略・人・採用)などを出来得る限りにおいて、身に付けておくのです。

これらの知識は、先輩経営者からの耳学問、書籍などから得ていくしかありません。

これらの知識を得ることなく、無計画に起業しても成功する可能性は皆無でしょう。

古典的名著のこれら2冊は必ず読んでおいた方がよいでしょう。あなたの会社のコンパス・羅針としての役割を果たしてくれること必至です。

マーケティング

経営・マネジメント

これらの2冊を読み込んで頭に叩き込んでおくだけで、成功する可能性は格段に上がることでしょう。

マンガで学ぼう経営戦略

あと、資本主義社会における経営戦略を学ぶには、軽いタッチでかつ骨太な内容のこれらもお勧めです。読み物としても面白くて、しかもマンガ^^v

ビジネス書大賞2014大賞受賞。ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶベスト経営書2013で第1位に選ばれたベストセラー『経営戦略全史』のマンガ版です。

ところどころ漫画ならではの笑いも取ってくるので、クスッと笑いながらも、経営を学べます。笑

マンガ経営戦略全史 確立篇

マンガ経営戦略全史 革新篇

19世紀から21世紀前半の経営戦略全史です。上のコトラーやドラッカーももちろん出てきます。有名なSWOT分析、PDCAサイクル、ポジショニング派、ケイパビリティ派など、経営者なら誰しもが知っている言葉ですが、どのようにしてこれらの戦略や経営学が生まれたのか。それらが現代社会ではどのように形を変えて、今に至るのか。知的好奇心を満たしてくれる上に、自社の経営にも大いに役立つ一冊。

経営者はプレイヤーではなく、キャプテンです。日々の業務に終われ、忙しくしていてはいけません。集客、マネジメント等、とかく目の前のことだけに集中してしまいがちですが、自社を俯瞰して見つめる時間も大切です。俯瞰することによってのみ、自社の強みや優位性、取るべき戦術も見えてきます。

変化の激しい時代。AI・人工知能に取って代わられる仕事も多いと言われています。そんな時代だからこそ、過去から現在の経営戦略を学び、未来に繋げて行く必要があります。

起業家・経営者必読の2冊です。

いきなり会社を作らなくても良い

個人事業主として仕事を始めることだってもちろん出来ます。

事業が軌道に乗ってきてから、法人化をする。具体的にはクライアントが増加し、他の分野にも投資できる可能性や余裕が出てきた場合などがこれに当たります。

今でこそ資本金は1円からでOKになりましたし、株式会社のほかに合同会社という法人格も新設され、気軽に、費用も安く法人を設立できるようになりました。

ですが、いくら安いと言っても法定実費だけで株式会社では20万円、合同会社では6万円かかります(両者共に電子定款を利用した場合)。

法人を作るだけなら簡単かもしれませんが、解散する際もまた手続きとお金が必要になります。個人事業であれば登記は必要ありませんから手続きもお金も必要ありませんが、法人の場合は、解散・清算登記を行わなければなりません。

会社を作るのは簡単。止めるのは難しい。と覚えておきましょう。

とは言え、ビジネスは信用が物を言う世界でもあります。ある程度ビジネスの規模が大きくなってきたら、法人設立を考えてみましょう。

法人設立によるメリットは数知れず、信用力アップだけでなく、一定の売上・所得を超えてくれば大きな節税対策に繋がる場合があります。

詳しくはこちらのページもご覧ください。

4.起業して失敗する人の特徴

起業家として成功できる人は、ほんの一握りです。また、起業をして失敗する人にも共通の特徴があります。

失敗する人の特徴を調べて、もし思い当たる点があれば、起業をする前にそれを改め、起業家として成功する考え方にシフトチェンジをしましょう。

動機が安易

まず、カッコイイから、お金持ちになりたいから、○○さんみたいにすれば簡単にもうかりそうだから…、など安易な動機で起業をした人は、失敗をする確率が非常に高いといえます。

自分の中にビジネスアイデアがあり、どうしてもそれを実現させたいという強いモチベーションがなければ、起業家としての成功は困難です。

起業家には、自分だけではなく、そこで働く従業員とその家族の暮らしを支える義務があります。

経営者の両肩には何十人、ときには何百人もの人たちの生活がのしかかってくるのです。

安易な気持ちで起業をした人に、それだけの責任を負う気概があるとは思えません。

数字に弱い

次に、数字に鈍感な人も失敗します。とはいっても数学が得意である必要はありません。

起業家は商売人として、いわゆるそろばん感覚に敏感でなければ収益を上げられないということです。つまり、お金の流れが常に見えていなければいけません。

自社のお金の流れはもちろんのこと、日本経済、世界経済についてのお金の流れに敏感でなければ、ムダな出費を放置したままにして損をしたり、千載一遇のビジネスチャンスを逃したりする可能性があります。

新聞は普通紙と経済誌の両方を読んで、社会の流れと経済の流れを結びつけて考える。

会社の業務にムリ、ムダはないか、常に目配りを欠かさない。このような習慣を付ける努力をしましょう。

最後に、悲観的な人も経営者には向いていません。経営者は慎重でなければいけませんが、悲観的な予測ばかりをして、なかなか行動に移せないのは問題です。また過去の失敗にとらわれて臆病になると、客観的な判断力を失ってしまいます。

ビジネスに失敗はつきものですが、すぐに気持ちを切り替えて、次のステップに移る努力をするべきです。

つまり失敗から学び、次のビジネスチャンスに生かせる楽観的な人が、起業家として成功する条件の1つなのです。

これらをまとめると、起業家として成功する人は自分のビジネスモデルを持っていて、責任感が強く、経理や経済の動きに敏感な人。

チャレンジ精神が旺盛でかつ、失敗してもへこたれない、楽観的な人だといえます。

なんでも自分でやろうとする

起業家は、自分の「強み」を最大限活かさなければなりません。

創業時はその強みを活かして、売上を上げることだけに注力しなければなりません。売上がなければ、事業は周りませんので。

にも関わらず、何でも自分でやろうとする起業家が後を絶ちません。

経営はタイムイズマネーです。自分がしなければならないこと以外は全て人かツールに任せなければなりません。そして、空いた時間は売上を上げるためだけに使ってください。

創業期でお金が無いからと言って、例えば、税理士を使わずに、日々の会計記帳や確定申告を自分で行う。社会保険労務士を使わずに、社会保険や年金手続きを自分で行う。行政書士や司法書士を使わずに、会社設立・変更手続きや許認可手続きを自分で行う。

私共が行政書士という立場だからこのようなことを言っているわけではありません。会社経営には様々な法的手続きが必要ですが、これらに掛かる時間は膨大です。専門家は正確かつ迅速に手続きを行う為に存在しています。人を雇う余裕がない時期は、外部の専門家にアウトソージングするに限ります。

仮に、税理士と顧問契約を結んで会計記帳や確定申告を依頼したとしても、年間で30万円前後です(業種業態によも依りますが個人事業の場合はもう少しやすくなりますし、スタートアップ企業の場合は大体このくらいです)。

税理士に頼まずに経理事務員を1人雇ったならばパート社員といえば月に10~20万円は必要になるでしょう。年間で120~240万円は掛かる計算になります。税理士に依頼する方が確実にコストは下がります。

雇用をすれば、新たに社会保険・労災保険・雇用保険手続きが発生しますが、税理士の場合は、それらの事務コストも発生しません。

起業家の第一の役割である「売上を上げる」ことと、このように「費用対効果を冷静に考える」ことができない起業家は失敗します。

それでもやはりアウトソージングにかかる費用が捻出できるか不安だと言う方は、こちらのツールを使いましょう。無料から使えるクラウド会計で、経理効率は確実に上がります。利用事業者数も→無料から使える会計ソフト「freee(フリー)」