仕訳のルールと基礎

仕訳の基本的なルール

この「仕訳ルール」に従って5勘定の金額が決まり、貸借対照表や損益計算書ができあがるのです。要するに、財産の増減があったときに、それを左(借方)に記入するのか、右(貸方)に記入するのかということ。

●資産が増えたら左、減ったら右

たとえば、現金が何らかの理由で増加したとしましょう。その場合、まず「現金」という勘定科目が発生します。現金は、「資産」に該当します。基本的には仕訳では、資産が増えたら左(貸方)、減ったら右(貸方)、に記入するというルールがありますからこの場合は左側(借方)に「現金」という勘定科目と金額が記載されることになります。

取引によってお金が増えた(減った)ときには、その理由を反対側(借方にお金の増減を書いたのなら貸方に、貸方に書いたのなら借方)に記入することになっていました。この反対側に書く「理由」のことを相手勘定科目といいます。

パン屋さんの場合なら、現金が増えた理由は、パンの売上なのか、配当金なのか、販売用車両の売却なのか、さまざまなものが考えられます。もし配当金を得たのであれば「受取配当金」が相手勘定科目となり、それを右側(貸方)に記入するのです。

<簿記系ユーチューバーふくしままさゆきによる簿記のルール大原則(超重要!!)>

資産=負債+純資産

費用 収益

・左側に位置する「資産・費用」は増加したら(発生)したら左(借方)へ記入=減少したら逆に右(貸方)へ記入します。

・右側に位置する「負債と純資産と収益」は増加(発生)したら右(貸方)へ記入=減少したら逆に左(借方)へ記入します。

・右と左でプラスマイナスゼロとか整っているとかは関係なく、まず簿記ではこの特殊なルールが大前提にあるためすべてはこれを中心に考える。仕訳するときはこの図をイメージしながらやる。

:このポジション的な配置を覚え(左と右の位置関係は借方と貸方を表している)、それぞれ増加する場合の位置が書かれている。例①:資産は左にあるので資産が増加した場合は左(借方)に書く。逆に資産が減少したら右(貸方)に書く。

例②:負債は右にあるので負債が増加した場合は右(貸方)に書く。逆に負債が減少したら左(借方)に書く。

※土地や現金=資産、買掛金や借入金=負債、費用=光熱費、家賃、仕入(商品原価)のように勘定科目を当てはめて考える。

↓以下はこの大原則の細かい見方

<借方・貸方の記入ルール>

項目 <左>借方 <右>貸方
資産 増加(+)①資産が増えたとき 減少(-)②資産が減ったとき
負債 減少(-)④負債が減ったとき 増加(+)負債が増えたとき
純資産 減少(-)⑥純資産が減ったとき 増加(+)⑤純資産が増えたとき
収益 減少(-)⑧収益が減ったとき 増加(+)⑦収益が増えたとき
費用 増加(+)⑨費用が増えたとき 減少(-)⑩費用が減ったとき
ルール①資産が増えたときは借方(左側)に記入

ルール②資産が減ったときは貸方(右側)に記入

ルール③負債が増えたときは貸方(右側)に記入

ルール④負債が減ったときは借方(左側)に記入

ルール⑤純資産が増えたときは貸方(右側)に記入

ルール⑥純資産が減ったときは借方(左側)に記入

ルール⑦収益が増えたときは貸方(右側)に記入

ルール⑧収益が減ったときは借方(左側)に記入

ルール⑨費用が増えたときは借方(左側)に記入

ルール⑩費用が減ったときは貸方(右側)に記入

<簿記の仕訳の考え方(超重要!!)>

  • ①どの勘定科目を用いるか考える?

  • ②5つの概念のどれか?

  • ③増加(発生)or減少(取消)?

例:お金を受け取った

  • ①どの勘定科目か?→お金=現金
  • ②5つの概念のどれ?→現金=資産
  • ③増加か減少?→受け取った=増加

=「現金」という資産の増加になる

<以下は各内容を簿記的に言い換えて記帳した例となる>

練習1「100万円の土地を現金で買った」

・土地という資産の増加、現金という資産の減少

(借)土地1,000,000 (貸)現金1,000,000

※土地という資産が増加したので左へ、現金という資産が減少したので右へ(上記の資産=増加は左、減少は右ルールにあてはめる)

練習2「電気代10万円を現金で支払った」

・現金という資産の減少、水道光熱費という費用の発生

(借)水道光熱費100,000 (貸)現金100,000

※水道光熱費という費用が発生したので左へ、現金という資産の減少したので右へ(上記の資産=増加は左、減少は右、費用=発生は左、減少は右ルールにあてはめる)

練習3「銀行と借金100万円の契約をし、普通預金に入金された」

・普通預金という資産の増加、借入金という負債の増加

(借)普通預金1,000,000 (貸)借入金1,000,000

※普通預金という資産の増加したので左へ、借入金という負債が増加したので右っへ(上記の資産=増加は左、減少は右、負債=増加は右、減少は左ルールにあてはめる)