■スライドショーの実行
●プレゼンテーションの流れを知りたい
作成したプレゼンテーションを発表するにはスライドショー機能を利用します。パワーポイントにはノートやリハーサル、発表者ツールなどプレゼンテーションをサポートする機能が複数備わっているので適宜活用するとよいでしょう。
・発表者用のメモを作成する
スライドショーの実行中に発表者用のメモとして利用したり配布資料として利用するノートを入力しておきます。
・資料を印刷する
配布資料としてスライドの内容やノートなどを印刷します。
・リハーサルを行う
リハーサル機能を利用してスライドの切り替えのタイミングやアニメーション表示のタイミングを設定します。また必要に応じてナレーションを録音します。
・スライドショーを実行する
必要な機材(プロジェクターやスクリーンなど)を用意したら実際にスライドショーを実行します。発表者ツールを利用するとスライドやノートなどをパソコンで確認しながらプレゼンテーションを行うことができます。
●スライドショーを実行したい
作成したスライドを1枚ずつ順番に表示していくことをスライドショーといいます。①スライドショータブをクリックして最初からをクリックするとスライドショーが開始されます。スライドショーが終了するとこの画面が表示されるので画面をクリックするとスライドショーが終了します。
●スライドショーをすばやく始めたい
クリックアクセスツールバーの先頭から開始をクリックします。
●スライドを中断したい
スライドを右クリックしてスライドショーの終了をクリックします。エスケープキーでも可能です。
●スライドショーを途中から始めたい
スライドショータブの現在のスライドからをクリックします。
●デスクトップから直接スライドショーを始めたい
パワーポイントスライドショー形式でデスクトップに保存しておきます。
●複数のモニターを使ってスライドショーをしたい
スライドショータブのモニターで表示先を指定します。モニタープルダウンをクリックして外部ディスプレイを選択します。
●ウィンドウ内でスライドショーを確認したい
表示タブの閲覧表示をクリックします。パワーポイントのウィンドウ内でスライドショーが実行されます。
■画面表示の設定
●発表者ツールとは
スライドショーを実行しているときに発表者がパソコンでスライドやノートなどを確認できる機能のことです。
●発表者ツールを使いたい
スライドショータブの発表者ツールを使用するをオンにします。
●スライドの表示から発表者ツールに切り替えたい
スライドショー実行中に右クリックして発表者ビューを表示します。
●最後のスライドのあとに黒い画面を表示させたくない
ファイルタブからオプションをクリックしてパワーポイントのオプションをクリックしてパワーポイントのオプションダイアログボックスを表示します。詳細設定をクリックしスライドショーから最後に黒いスライドを表示するをクリックしてオフにしOKをクリックします。
●スライドショーの終了後にタイトルスライドに戻りたい
①スライドショータブをクリックしてスライドショーの設定をクリック②エスケープキーがおされるまで繰り返すをクリックしてオンにしOKをクリックします。
●プレゼン中にパソコンの画面が暗転してしまう
①Windowsのスタートから設定をクリックしてシステムをクリック。続いて電源とスリープをクリックしディスプレイの電源とスリープの時間を設定します。①スタートをクリックして設定をクリックしシステムをクリックします。②電源とスリープをクリックしてディスプレイの電源を切る時間とスリープ状態にする時間を長めに設定します。
■スライド表示のテクニック
●スライドの注目させたい部分を拡大したい
①スライドを右クリックして画面表示拡大をクリックします。②マウスポインターの形が拡大虫眼鏡に変わった状態で拡大したい部分をクリックするとクリックした部分が拡大表示されます。
●スライドの一覧から特定のスライドに切り替えたい
①スライドショー実行中に右クリックしてすべてのスライドを表示をクリックし表示したいスライドをクリックします。
●指定したページのスライドに切り替えたい
スライドショーの実行中にスライド番号を指定してスライドを切り替えることができます。キーボードの右側にあるテンキーで切り替えたいスライド番号を入力しエンターを押します。
●画面を暗転させたい/真っ白にしたい
スライドショーの実行中にBを押すと黒、Wを押すと白になります。再度BかWを押すとスライドショーが再開されます。
■マウスカーソル
●発表時にマウスカーソルの矢印を非表示にしたい
スライドショー中に右クリックしてポイントオプションの矢印のオプションから常に表示しないをクリックします。発表者ツールではペンをクリックして同様に操作します。もとに戻す場合は、自動をクリックします。
●マウスカーソルをレーザーポインターに変更したい
①スライドを右クリックしてポインターオプションにマウスポインターを合わせ、レーザーポインターをクリックすると赤いレーザーポインターが表示されます。ポインターを動かすとレーザーポインターも移動します。
●スライドに蛍光ペンでマークを付けたい
①スライドを右クリックしてポインターオプションにマウスポインターを合わせペンあるいは蛍光ペンをクリックします。マウスポインターがペンや蛍光ペンの形に変わった状態でスライド上をドラッグすると書き込むことができます。
●レーザーポインターやマーカーの色を変更したい
①スライドを右クリックしてポインターオプションにマウスポインターを合わせインクの色にマウスポインターを合わせて目的の色をクリックします。
●スライドに書き込んだマーカーを削除したい
ポイントオプションから消しゴムをクリックしてマーカー部分をドラッグすると削除できます。またスライド上のインクをすべて消去をクリックするとすべての書き込みを削除できます。
●プレゼン時の書き込みを保存しておきたい
スライドショーの終了時に保持をクリックします。
●保存した書き込みを削除したい
①削除したい書き込みをクリックしてデリートを押すと、書き込みが削除されます。
●書き込みを非表示にしたい
①スライドを右クリックしてスクリーンにマウスポインターを合わせてインクの変更履歴の表示/非表示をクリックすると書き込みが非表示になります。
■利用するスライドの選択
●使わないスライドを削除せず非表示にしたい
①スライドを選択してスライドショータブをクリックし非表示スライドに設定をクリックしてオンにするとスライドが非表示スライドに設定されます。再表示するにはスライドショータブの非表示スライドに設定をクリックしてオフにする
●プレゼンテーションをの一部分だけを利用したい
①スライドショータブをクリックしてスライドショーの設定をクリック②スライド指定をクリックしてオンにし利用するページ範囲を指定してOKする
●目的別スライドショーとは
プレゼンテーションから目的に応じたスライドを作成する機能です。表示するスライドを目的に応じて選択して何通りかのプレゼンテーションができる。
●目的別スライドショーを作成したい
①スライドショータブをクリックして目的別スライドショーをクリックし目的別スライドショーをクリック②新規作成をクリックしてスライドショーの名前を入力します③使用するスライドをクリックしてオンにし追加をクリックすると選択したスライドが追加されます。④OKすると目的別スライドショーが作成されますので閉じるをクリックする
■リハーサル
●リハーサルをしたい
リハーサル機能を利用すると本番と同じようにスライドショーを実行できます。スライドショータブのリハーサルをクリックするとリハーサルが開始され通常のスライドショーとは違いスライドごとの所要時間が記録されます。またアニメーション効果やスライド切り替えのタイミングも記録され保存すると本番で再利用できます。
●リハーサルでのスライドの動きをのこしておきたい
リハーサルの終了時にタイミングを保存します。
●ナレーションを録音したい
①スライドショータブをクリックしてスライドショーの記録のプルダウンをクリックして記録する項目を確認して記録の開始をクリックするとスライドショーが開始され録音が開始されます。マイクに向かってスライドの内容を吹き込み、話終わったらスライドをクリックします。②すべてのスライドが表示終わるとスライドの切り替えのタイミングが保存されスライドにサウンドアイコンが表示されます。
●記録したタイミングやナレーションを利用したい
①スライドショータブをクリックしてタイミングを使用とナレーションの再生をクリックしてオンにし最初からをクリックしてスライドショーを開始します。・タイミングを変更する場合、①画面切り替えタブをクリックしてタイミングを変更するスライドをクリックし自動的に切り替えで表示時間を変更します。
●録音したナレーションを再生したい
スライドショータブのナレーションの再生をオンにして、スライドショーを開始します。
●記録したタイミングやナレーションを削除したい
①スライドショーの記録のプルダウンをクリックしてクリアから削除する項目をクリックします。
■特殊なスライドショー
●パワーポイントを使わずにスライドを見せたい
ビデオを作成したりプレゼンテーションパックとしてCDRに保存する
●スライドショーをムービーで保存したい
①ファイルタブからエクスポートをクリックしてビデオの作成をクリックします。プレゼンテーションの品質などをクリックしてプレゼンテーションの品質を指定します。②記録されたタイミングとナレーションを使用するかどうかを指定してビデオの作成をクリックします。保存場所を指定してファイル形式を指定して保存するとプレゼンテーションがビデオとして保存されます。
●スライドショーをCDRで配布したい
①ファイルタブをクリックしてエクスポートをクリックしプレゼンテーションパックをクリックしてプレゼンテーションパックをクリック②CDRをパソコンに挿入して保存するCDRの名前を入力しCDにコピーをクリック③はいをクリックするとファイルがCDにコピーされます。
●CDRのスライドショーを再生するには
パワーポイントビュアーをダウンロードしてインストールする。①マイクロソフトのWEBページを表示します。ダウンロードをクリックして次へをクリックします。
●プレゼンテーションパックを再生したい
①スタートをクリックしてパワーポイントビュアーをクリックして保存したプレゼンテーションパックをクリックして開く
●オンラインプレゼンテーションとは
インターネットを経由してスライドショーを実行できる機能です。
●オンラインプレゼンテーションを利用したい
・プレゼンテーションをアップロードする→スライドショータブをダブルクリックしてオンラインプレゼンテーションをクリックします。接続をクリックするとファイルがアップロードされてURLが表示されるのでリンクのコピーをクリックして閲覧者にメールなどでURLを連結します。