フェードイン・フェードアウトを設定する(映像が徐々に表れる、徐々に消える)

 

フェードイン・フェードアウトについて

フェードインは映像が徐々に表示される効果、フェードアウトは反対に映像が徐々に消えていく効果のことをいいます。ムービーの開始のシーンや終了シーンに設定すると、とても効果的です。トランジションを利用すると、この効果をかんたんに設定できる。

 

●黒い背景にフェードアウト

ムービーの最後にフェードアウトを設定すると、映像が徐々に消えながらエンドマークが出るなど、終わりを強く演出することができます。フェードアウトは、トランジションのディゾルプを利用して設定します。

①ディゾルプを選択:エフェクトパネルにあるビデオトランジションから、ディゾルプ→ディゾルプを選択

②せんたくしたディゾルプを、シーケンスに配置したクリップのうち、一番最後のクリップの終端に設定します。これで、ムービーの最後にフェードアウトが設定できます。

 

●白い背景からフェードイン

白い背景から映像が徐々に表れてくるという効果は、物語の始まりという印象を強く与えます。これを実現するには、トランジションに加えて、カラーマットを併用します。カラーマットは単色の画像データです。白のカラーマットをシーケンスの先頭に挿入し、カラーマットとクリップの接合店にクロスディゾルプとうトランジションを設定することで、フェードインを実現します。

①カラーマットを選択:プロジェクトパネルの右下にある新規項目をクリック、表示されたメニューでカラーマットを選択(ファイルメニュー→新規→カラーマットを選択)。

②カラーマットの設定を変更する:新規カラーマットダイアログボックスが表示されます。設定内容を確認して、OK。この設定内容には、シーケンスの設定が反映されています。設定内容を変更する必要はありません。

③背景色を選択する:カラーピッカーが表示されます。背景として利用したい色として白を選択します。

④カラーマットの名前変更

⑤カラーマットを配置する:プロジェクトパネルに登録されるカラーマットをドラッグ&ドロップ。

⑥トランジションを配置する:挿入したカラーマットは、5秒間の動画クリップとして配置されます。必要に応じてトリミングを行い、ビデオクリップとカラーマットの接合店に、トランジションのクロスディゾルプを配置します。これでムービーの最初にフェードインが設定できました。